この記事では「エクセルでのCLEAN関数の使い方や意味・読み方」について、解説していきます。
エクセルでのCLEAN関数は
[複数範囲の文字などを任意の記号で区切りながら結合する]
時に使用します。
今回は下記に焦点をあててお話ししていきます。
・CLEAN関数の概要や読み方
・CLEAN関数の構成や引数の意味
・CLEAN関数の使い方の詳細(実際の使用例)
それでは、順番に説明していきます。
エクセルでのCLEAN関数の意味や読み方
それでは以下で「エクセルでのCLEAN関数の意味や読み方」を確認していきます。
簡潔にいいますと
CLEAN関数は「印刷できない文字を文字列から消したい」
時に使用します。
印刷できない文字と聞いても、ピンとこないかもしれません。
例えば、タブ記号やセル内の改行などの制御文字や特殊文字のことを指します。
他のアプリケーションからインポートしたデータや、Webページなどからコピペしてきた文字列などは、使用しているシステムでは印刷できない文字が含まれていることがあり、その文字を削除する時に使用します。
さて、CLEANの読み方ですが「クリーン」と読みます。
英単語で直訳すると、CLEAN=きれい、掃除という意味になります。このことから対象のセルから不要な文字を掃除するための関数だという事が想像できます。
このイメージで覚えておくと、忘れにくい為おすすめです。
エクセルでのCLEAN関数の構成や引数
具体例なCLEAN関数の使い方を確認していきます。
・CLEAN関数の構成
CLEAN関数は
「=CLEAN(対象のセル)」
と入力して使用します。
CLEAN関数の引数の意味
・対象セル:印刷できない文字を消したいセル
エクセルでのCLEAN関数の使い方の実例
それでは具体例を交えて、CLEAN関数の使用方法を解説します。
今回はセルA2~A6に入っている住所(架空)の文字列から「改行」を削除したいと思います。
普段当たり前のように使っている「改行」ですが、これも制御文字の仲間なので削除することが可能です。
下図にあるように赤文字の部分には見えない改行の文字が存在しています。
B2のセルを選択して数式バーに「=CLEAN(A2)」と入力します。
Enterを押して、関数を実行します。A列と比較して、改行がなくなり1行の文字列になります。
あとはオートフィルでB6までドラッグしてあげるとすべての改行が削除されたことが確認できると思います。
数件の改行を修正するくらいであれば、手動で行っても良いですが例えば顧客の住所録や文章の整理などデータやテキスト数が多いと大変です…。
この関数の使い方は非常にシンプルで対象のセルを選択してあげるだけで良いので効率よく処理できるわけです。
まとめ エクセルでのCLEAN関数の使い方や意味・読み方
この記事では「エクセルでのCLEAN関数の使い方や意味・読み方」について解説しました。
セル内の改行を無くして整える場面は住所や文章のデータを扱う際に多いのではないでしょうか。
関数についての知識があるとないとでは作業時間、精度において差がつくことになります。
少し勉強するだけで、格段に正確性、生産性が上がることを忘れないようにしましょう。