この記事では「エクセルでのchar関数の使い方や意味・読み方」について、解説していきます。
エクセルでのchar関数は「数値→文字への変換」を行うために使用します。
今回は下記に焦点をあててお話ししていきます。
・char関数の概要や読み方
・char関数の構成や引数の意味
・char関数の使い方の詳細(実際の使用例)
それでは、順番に説明していきます。
エクセルでのchar関数の意味や読み方
それでは以下で「エクセルでのchar関数の意味や読み方」を確認していきます。
簡潔にいいますと、
char関数は「数値→文字への変換」を行う
時に使用します。
「char」は「character」という英単語の略で、characterで翻訳してみるといくつかの意味が出てきますが、その中で「文字」という意味もあるとされています。また、読み方については「character=キャラクター」と読むので、「キャラ」と読むか、そのまま「チャー」と読むといいです(厳密な決まりは無しです)。
これらのことから、エクセルにおけるchar関数は「文字を出力する」ための関数だということが想像できます。このイメージで覚えておくと、忘れにくいためおすすめです。
エクセルでのchar関数の構成や引数
具体例なchar関数の使い方を確認していきます。
char関数の構成
char関数は
= CHAR (数値)
と入力して使用します。
「指定されてきた数値に相当する文字を出力する」のがchar関数の役割なわけです。
char関数の引数の意味
CHAR関数の各引数の意味を、簡単な言葉に直しますと
・数値:各文字に割り当てられたコード
なお、これ以外の引数はなし
ですね。
char関数の使い方の実例
では具体例を交えてchar関数の使用方法を解説します。
下記のようにA列に数値として「65~90」を用意します。
今回はchar関数を用いて大文字のA – Zを出力します。
なお、どの数値がどの文字になるかはAsciiコード表で確認しましょう。
「情報交換用米国標準コード」という規格で定められているので、特定の端末やアプリケーションに依らず全世界で統一です。すなわち、エクセルにおいても例外ではありません。
具体的には、セルB1に「=CHAR(A1)」と入力します。セル参照を使用しているので文字列を直接入力する場合とは異なり”(ダブルコーテーション)で括らないようにしましょう。
間違えると”A1”という文字列とみなされ、関数側が数値を入力されることを想定しているところへ文字列を入力したことになります。
勿論、エラーとなります。
ENTERにて処理を確定させると、CHAR関数による指定したコードに該当する文字の出力ができました。
セルA1の右下にカーソルを合わせると出る十字をドラッグ&ドロップにてオートフィルにかけましょう(コピーの実行)。
これがエクセルでのchar関数の基本的な使い方です。
まとめ エクセルでのchar関数の使い方や意味・読み方
この記事では「エクセルでのchar関数の使い方や意味・読み方」について解説しました。
「character」と聞けば、「アニメ・ゲームのキャラクターのことを指している」といった認識は大多数の人にあるのは確かです。
しかし、実は「文字」と意味になり得る単語でもあった、といったことはそれほど知られていないのではないでしょうか。
この関数は通常の業務等で使用することはあまりないようではありますが、ちょっとした知識として知っておけば、「物知りな人」として一目置かれる存在になれるかもしれません。