この記事では「エクセルでのビックリマーク(!)の意味と消し方」について解説していきます。
エクセルでエラーが発生した場合、エラーチェック(!:通称ビックリマーク)が表示されます。
エラーの主な要因は、
・ファイル名に使用できない文字列が含まれている
・関数で何かしらの不具合がでている
などがあげられます。
実際のサンプルを用いて確認していきましょう。
エクセルのアイコンのビックリマーク(!)の意味と消し方【ファイル】
それでは以下でエクセルのアイコンのビックリマーク(!)の意味と消し方を確認します。
まず「ファイル名」でエラー(!)がでる場合の原因と消し方をチェックしましょう。
ためしに、以下のエクセルファイルを保存してみます。「ファイル」をクリックします。
「ファイル」画面が表示されるので、「名前を付けて保存」をクリックします。
現在のファイル名を「2022/07/01」に変更してみます。
すると、「!(ビックリマーク)」と共に、次のようなエラーが表示されます。
これは「2022/07/01」の中にエクセルでは使用できない文字列が含まれていることが原因です。
エクセルでは、以下の文字列が使用できません。
・「\」
・「/」
・「:」
・「*」
・「?」
・「“」
・「< >」
・「|」
なので、たとえば「2022_07_01」のように入力すると、エラー(!)は表示されません。
以上が、ファイル名でエラー(!:ビックリマーク)がでる場合の原因と消し方の1つ目の解説でした。
エクセルの関数内のビックリマーク(!)の意味【数式内の書式記号文字や、階乗】
次は、関数の処理でエラー(!)がでる場合の原因を見ていきましょう。
ためしに、以下にある数値の平均値を、AVERAGE関数を使用して算出します。
具体的には、任意のセルに=AVERAGE(B2:B6)と入力すると良いです。
この数式の意味を解説します。
AVERAGE関数は、
=AVERGE(選択範囲)
と入力すると、選択範囲内にある数字データの平均値を結果として返します。
このままENTERキーを押すと、選択範囲に設定した(B2:B6)の平均値が表示されます。
ここで、選択範囲に数値以外の文字列を入力してみます。
すると、「#DIV/0!」のエラーメッセージと「!」が表示されます。
この「!(ビックリマーク)」はエラーチェックオプションといいます。
エラーチェックオプションをクリックすると、メニューが表示されます。
このメニューでは、エラーの原因などが確認できます。
また、「エラーを無視する」とクリックすると、エラーチェックオプションが無くなります。
このエラーチェックオプションは、関数のエラー以外でも表示されることがありますが、同様に処理すればOKです。
桁数が多すぎてもビックリマーク(エラーチェックオプション)が出ることがある
以下のエクセルファイルには、B2セルとB3セルに255桁以上の数字入力しています。
任意のセルに=B2*B3と入力し、二つのセルを掛け算します。
このままENTERキーを押すと、「VALUE」のエラーメッセージと共に、エラーチェックオプションが表示されます
エクセルでは、計算結果を表示できるのが255桁までのため、このようにエラーが発生ししてしまいます。
このVALUEエラーにつくビックリマーク(!)もエラーを無視するなど適宜対応しましょう。
以上が、関数でエラー(!)がでる場合の原因と解決策です。
まとめ エクセルでのビックリマーク(!)の意味と消し方
この記事では「エクセルでのビックリマーク(!)の意味と消し方」について解説しました。
エクセルでビックリマーク(!)が表示された場合は、何かしらのエラーがでています。
エラーメッセージやエラーチェックオプションで、エラーの内容が分かります。
それらを参考にエラーを修正していきましょう。
エクセルでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。