この記事では、「エクセルにて平均を出し、四捨五入・切り捨て・切り上げをする方法【小数点以下】」について解説していきます。
平均を出すためには「AVERAGE関数」
四捨五入するためには「ROUND関数」
切り捨てするためには「ROUNDDOWN関数」
切り上げするためには「ROUNDUP関数」
を用います。
ここではAVERAGE関数とROUND関数等を組み合わせて(「入れ子」といいます)、一つの式で答えを求める方法を紹介します。
それでは実際のサンプルを見ていきましょう。
エクセルにて平均を出し四捨五入をする方法【少数点以下】
エクセルにて平均個数を出し、小数点以下を四捨五入する方法を解説していきます。
平均はほとんどの場合、整数にならず小数点以下の数を含みます。この時、指定の位で四捨五入し、桁数を揃えることで表の見栄えも良くなります。
C8セルに結果を平均し、四捨五入した結果を入力していきましょう。
具体的には、=ROUND(AVERAGE(C3:C7),0)と入れるといいです。
この数式について確認していきます。
平均値は「AVERAGE関数」で求めることができます。四捨五入するためには「ROUND関数」を用います。
平均を求め、その値を四捨五入するので、ROUND関数の中にAVERAGE関数を入れる式を作ります。関数の中に関数を入れることを「入れ子」、もしくは「ネスト」と言います。
ROUND関数の使い方は、
「=ROUND(数値や数式 , 桁数)」
です。
桁数には、小数第一位で四捨五入する場合は「0」、小数第二位で四捨五入する場合は「1」、三位の場合は「2」…と決まっています。
逆に1の位の場合は「-1」、10の位の場合は「-2」…と決まっています。
ここでは小数点以下を四捨五入し、整数値で答えを出すため、桁数には「0」と入力します。
これらの流れより=ROUND(AVERAGE(C3:C7),0)と入力するわけです(平均を求める範囲は表の12月11日から12月15日の商品売上個数とします)。
ENTERにて処理すると、平均を求め、小数点以下を四捨五入した答えが出力されました。
エクセルに平均を出し切り捨てする方法【少数点以下】
次に、平均個数を出し、小数点以下を切り捨てする方法を解説していきます。
切り捨てするためには「ROUNDDOWN関数」を用います。
具体的には、=ROUNDDOWN(AVERAGE(C3:C7),0)と入れましょう。
ROUNDDOWN関数の使い方は、ROUND関数と同じです。
平均を求め、その値を切り捨てするので、ROUNDDOWN関数の中にAVERAGE関数を入れる式を作ります。
これらの流れから、C8セルに「=ROUNDDOWN(AVERAGE(C3:C7),0)」と入力すればOKです(平均を求める範囲は表の12月11日から12月15日の商品売上個数とします。)
平均個数を求め、その値の小数点以下を切り捨てした答えがC8セルに入力されました。
エクセルにて平均を出し切り上げする方法【少数点以下】
最後に、平均個数を出し、小数点以下を切り上げする方法を解説していきます。
任意のセルに=ROUNDUP(AVERAGE(C3:C7),0)と入力していきましょう。
切り上げするためには「ROUNDUP関数」を用います。
使い方は、ROUND関数と同じです。
平均を求め、その値を四捨五入するので、ROUND関数の中にAVERAGE関数を入れる式を作ります。
C8セルに、「=ROUNDUP(AVERAGE(C3:C7),0)」と入力します(平均を求める範囲は表の12月11日から12月15日の商品売上個数とします。)
平均個数を求め、その値の小数点以下を切り上げした答えがC8セルに入力されました。
まとめ エクセルにて平均を出し切り捨て・切り上げをする方法【少数点以下】
この記事では、「エクセルにて平均を出し、四捨五入・切り捨て・切り上げをする方法【小数点以下】」について解説しました。
ROUND関数の中にAVERAGE関数を入れた式を作ることで、一つの式で答えを出すことができます。
この記事で紹介した関数以外にも、関数の中に関数を入れることで、一つの式で目的の計算が完結するものはたくさんあります。この方法を覚えると、他の関数でもスムーズに操作ができるようになり、作業効率も格段に上がります。
これからの業務に役立てていきましょう。