この記事では「エクセルで65歳以上を抽出・人数のカウント方法」について解説していきます。
エクセルにて条件を指定したものを抽出・人数のカウントをするには
・抽出:フィルター機能を用いて、その条件のみを選択する
・抽出:Filter関数の使用
・カウント:関数を用いてその条件(65歳以上)にあてはまる数を数える
といいです。
それでは実際のサンプルを用いて、処理方法を見ていきましょう。
エクセルで65歳以上を抽出・表示する方法【フィルタ機能】
それでは以下の一覧表を用いて、フィルター機能を用いて65歳以上の方を抽出する方法について確認していきます。
A列には名前、B列には年齢を表示させています。
65歳以上の抽出を行うためには、オートフィルターをかけていきます。
まずはフィルターをかけたいデータを選択します。
次に、画面上部の[データ]から[フィルター]のボタンを選択します。
フィルターをかけると、そのデータの一番上の行に[▼]マークがつきます。
今回は65歳以上の抽出をするため、年齢のデータの[▼]をクリックしましょう。
[▼]ボタンを押すと、下の図のように年齢を選択できるようになっています。
64歳以下のチェックを外してOKのボタンを選択しましょう。
結果がこのようになれば、65歳以上を抽出することができました。
フィルターの▼を押した際に出てくる[数値フィルター]を使用してもよいでしょう。
なお、65歳以上などでフィルタをかけた後に、合計などをしたい場合は、以下の記事も参考になるため、併せてチェックしてみてください♪
エクセルで65歳以上を抽出・表示する方法【FLITER関数】
最初の方法では、フィルター機能だけを使用して65歳以上の方だけを抽出しました。
ただ、フィルターを使用せず、他の欄に指定した条件を抽出したい!ということもあるかと思います。
そんな時に使用するのが、[FILTER関数]です。
FILTER関数の構文は
=FILTER(範囲,条件)
です。
それでは、先ほどの一覧を使用して、65歳の人だけを抽出していきましょう。
選択しているD4の場所に、=FILTER() を入力し、範囲を選択していきます。
名前と年齢がすべて選択できるようにドラッグして選択しましょう。
続いて、条件を入力します。65歳以上が目的なので、年齢の範囲を選択し、かつ[>=65] と入力します。
別セルに予め65を入れておき、こちらを参照してもOKです。
これで[B2からB9の範囲で65以上]を条件にすることができました。
続いてENTERを押せば、完成です。
65歳以上の方の苗字と年齢が表示されていること確認してください。
なお、FILTER関数は条件の隣に 「一致しない場合の値」を入力することができますので、こちらも覚えておくとよいでしょう。
エクセルでの65歳以上の人数のカウント方法【COUNTIF関数で数える】
COUNTIF関数を使用して、簡単に65歳以上の人数をカウントすることができます。
関数の構文は
=COUNTIF(範囲,検索条件)
です。
この関数は、指定条件と合致したデータの数を数えることができるものです。
それでは、このD9に上の関数を入力して、一覧表から人数をカウントしていきましょう。
まず、=COUNTIF(範囲,検索条件)の、[範囲]を入力します。
「=COUNTIF(」まで入力した後に、B2からB9までドラッグし選択しましょう。(B2:B9と直接入力してもOKです。)
続いて、[検索条件]を入力します。今回は「65歳以上」をカウントしたので、“>=65” を入力し、かっこを閉じます。
※ダブルクォーテーション「“」も入力します。
ENTERを押し、関数を確定させましょう。
すると、検索結果に、65歳以上をカウントした数の「4」が表示されました。
この操作によって、一覧表から65歳以上の方を人数を求めることができました。
複数の条件を使用したい場合、COUNTIFS といった、COUNTIFとよく似た関数もあります。
あなたが処理したいデータによって、適宜調整してみてくださいね。
まとめ エクセルで65歳以上の人数を数える・抽出する方法【一覧表で表示など】
ここでは、【Excel】エクセルで65歳以上を抽出・人数のカウント方法【一覧表で表示など】について解説しました。
65歳以上の方のデータに絞って集計する機会は多いのでこの機会に覚えておくといいです。
エクセルでのさまざまな処理に慣れ、日々の業務をより効率化させていきましょう。