今回は、エクセルで4桁の数字の組み合わせの数や全通りを出力する方法について説明します。
4桁の数字ということで、最上位が１～９のみの場合と０～９の場合の2種類について、説明していきます。
エクセルで4桁の数字の組み合わせの数をカウント・全通り出力方法【最上位は1~9のみ】
まずは、エクセルで4桁の数字の組み合わせの数をカウント・全通り出力方法【最上位は1~9のみ】です。
具体的には4桁の数字の組み合わせは、1000～9999の9000個となります。
この数字を関数を使って一気に作成します。
手順としては、
となります。ポイントは、①の選択方法と、②の式の書き方、選択したすべてのセルに式を展開する方法になります。
まずは①です。エクセルシートの左上にある「A1」と書かれた枠をクリックし、「A1：A9000」と入力します。
この状態でキーボードの「Enter」を押すと、A列の1～9000が選択された状態になります。
続いて②です。この状態のまま、先ほど入力したものの横にある数式バーの部分に「＝ROW()+999」と入力します。
入力したら、キーボードの「Ctrl」を押したまま、「Enter」を入力します。
そうすると、セルに1000からの数字が出力されました。
スクロールしてみて、9999まで数字があることを確認してください。
今回使用したROW関数ですが、
=ROW()と入力することで、行番号を数字で取得できる、というものです。
今回は1行目に1000を入力したかったので、行番号の１に999を足して1000にする、ということをやりました。
なお、最後に「Ctrl」を押しながら「Enter」を入力しましたが、これを行うことで選択しているセルすべてに同じ式が展開されます。（「Enter」だけを入力すると、1行目だけに式が入力されます）
4桁の数字や組み合わせの数は、そのまま9000通り（9×10×10×10）とわかりましたね^_^
エクセルで4桁の数字の組み合わせの数をカウント・全通り出力方法【最上位は0~9すべて】
次に、エクセルで4桁の数字の組み合わせの数をカウント・全通り出力方法【最上位は0~9すべて】について説明します。
最上位に0が入るようにしないといけないですが、エクセルの数字は一番外側の桁がゼロの場合は表示されません。そのため、セルの表示を数字ではなく、文字列で表示する必要があります。
手順としては先ほどとほぼ同じです。
となります。ポイントは、①の選択方法と、②の式の書き方（テキストで表示する必要があります）、選択したすべてのセルに式を展開する方法になります。
まずは①です。エクセルシートの左上にある「A1」と書かれた枠をクリックし、「A1：A10000」と入力します。
この状態でキーボードの「Enter」を押すと、A列の1～10000が選択された状態になります。
続いて②です。この状態のまま、先ほど入力したものの横にある数式バーの部分に「＝TEXT(ROW()-1,”0000″)」と入力します。
入力したら、キーボードの「Ctrl」を押したまま、「Enter」を入力します。
そうすると、セルに0000からの数字が出力されました。
スクロールしてみて、9999まで数字があることを確認してください。
今回使用したのはROW関数とTEXT関数です。
ROW関数は先ほど説明しましたので、TEXT関数について説明します。
TEXT関数は、
=TEXT(数字,表示方法)
という形で表現します。
今回、数字の部分はROW関数を使ってセル番号を利用しました。ただし、「0」から始めたいので、「ROW()-1」としています。
また、表示方法は4桁の数字にしたいので、表示方法を表す「”0000″」としています。
なお、先ほど同様、最後に「Ctrl」を押しながら「Enter」を入力しましたが、これを行うことで選択しているセルすべてに同じ式が展開されます。（「Enter」だけを入力すると、1行目だけに式が入力されます）
4桁の数字や組み合わせの数は、そのまま10000通り（10×10×10×10）とわかりましたね^_^
【まとめ】エクセルで4桁の数字の組み合わせの数や全通りを出力する方法
今回はエクセルで4桁の数字の組み合わせの数や全通りを出力する方法について説明しました。
先頭桁に「0」を表示する、市内の2種類で作り方が変わりますので、ご自身のやりたいことにあった方法を選び、活用してください。
