化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。
中でも代表的な化学物質として「カルシウム」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。
ここでは、このカルシウムに着目して「カルシウムの化学式(元素記号)はCaか?カルシウムイオンのイオン式は?カルシウムと水の化学反応式は?」などについて解説していきますので、参考にしてみてください。
カルシウムの化学式(元素記号)はCaか?
それではまず、カルシウムの化学式(元素記号)について確認していきましょう。
結論からいいますとカルシウムの化学式(元素記号)は「Ca」と表現されます。
カルシウムは英語表記でcalciumであり、このの頭文字Caが、このカルシウムの元素記号と覚えておくといいです。
また、カルシウムの重要な性質の原子量や質量数などは別途こちらで解説していますので、併せて確認してみてくださいね。
カルシウムのイオン式はCa2+か?【カルシウムイオンの化学式】
今度はカルシウムのイオン式(カルシウムイオンの化学式)についても見ていきましょう。
結論からいいますと、カルシウムイオンは基本的には「Ca2+」と2価のイオン式となります。
価数が2となるのは、こちらで解説のカルシウムの価電子数(最外殻電子数)との関りが強いため、併せて覚えておきましょう。
また数字だけでなく、プラスかマイナスかにも気をつけるといいです。
カルシウムと水の化学反応式は?
なお、カルシウムと水の化学反応式(水酸化カルシウムの生成)も頻出なので、ここで確認します。
この時常温の水とカルシウムでは反応せず、高温の水やCl-を含んだ水の場合には反応すると覚えておきましょう。
答えを先にいいますと、Ca + 2H2O → Ca(OH)2 + H2となります。
この化学反応式を導出する時には、水素(H2)の発生や水酸化カルシウム(Ca(OH)2)が生成されることをまず覚える必要があります。
さらに、水とカルシウムの化学反応式の係数を以下のようa,b,c,dとしてみます。
aCa + bH2O → cCa(OH)2 + dH2
後は各々の原子に着目し、その数が左辺と右辺で一致するように方程式を解けばOKです。
まとめ カルシウムイオンのイオン式は?水とカルシウムの化学反応式は?
ここでは、カルシウムの化学式(元素記号)は?カルシウムイオンのイオン式は?水とカルシウムの化学反応式は?について解説しました。
カルシウムの化学式、イオン式、水との化学反応式は覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。
カルシウムを始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。