日常生活において、よく単位の変換を行う場面があるでしょう。
たとえば、W(ワット)やA(アンペア)などの電気的な単位に関する用語をよく耳にしますが、「1W(ワット)は何A(アンペア)か」「1A は何Wか」について理解していますか。
ここでは、W(ワット)とA(アンペア)の換算(変換)方法について確認していきます。
1W(ワット)は何A(アンペア)? 1A (アンペア)は何W(ワット)?【単位変換(換算)】
結論からいいますと、W(ワット)は電力の単位であり、A(アンペア)は電流の単
位であるため、直接的には変換することはできません。
ただ、電圧(電位差)の単位であるV(ボルト)を介すことによって、ワットとアンペアは間接的に換算できるといえます。
具体的には、単位の W(ワット)=V(ボルト)・A(アンペア)という式が成り立つため、この式のままか、A=W/V という計算式が成立することになるのです。
なお、ワット(W)とアンペア (A)を用いた数値変換に慣れるために、以下で実践問題を
解いてみましょう。
W(ワット)とA(アンペア)の変換方法
それでは、早速の以下の練習問題を解いていきましょう。
例題1
ある導体に電圧5Vをかけたところ、3Aの電流が流れました。このときの電力(仕事)はいくらに換算できますでしょうか。
解答1
上の変換式を元に計算していきます。
5 × 3 = 15W(ワット)
と求めることができるわけです。
さらにワット(W)からアンペア(A)への換算も行っていきます。
例題2
ある導体に30W をかけたときの電位差(電圧)は5Vでした。このときのA(アンペア数)を求めてみましょう。
解答2
こちらも同様上の計算式に従い換算します。
30W ÷ 5V = 6A と計算できました。
まとめ 1W(ワット)は何A(アンペア)?1Aは何W?AとWの変換(換算)方法や違いは?
ここでは、ワット(W)とアンペア(A)の換算方法について解説しました。
W(ワット)は電力の単位であり、A(アンペア)は電流の単位であるため、直接的な換算
はできませんが、電圧(電位差)の単位V(ボルト)を挟むと間接的に変換することが可能です。
具体的には、W=V・Aという単位の計算式があるため、A=W/Vとなることを覚えておきましょう。
さまざまな単位変換に慣れ、毎日の生活をより楽しんでいきましょう。