科学

二酸化炭素の化学式・分子式(元素記号)はCO2か?水に溶ける際の化学反応式は?【炭酸イオンのイオン式も】

当サイトでは記事内に広告を含みます。

化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。

中でも代表的な化学物質として「二酸化炭素」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。

ここでは、この二酸化炭素に着目して「二酸化炭素の化学式・分子式(元素記号)はCO2か?二酸化炭素が水に溶ける際の化学反応式は?二酸化炭素のイオン式は?」などについて解説していきますので、参考にしてみてください。

 

二酸化炭素の化学式・分子式(元素記号)はCO2か?

それではまず、二酸化炭素の化学式・分子式(元素記号)について確認していきましょう。

結論からいいますと二酸化炭素の化学式(分子式)は「CO2」と表現されます。

分子では、基本的に化学式の後ろから読むため、CO2の

2:二

O:酸化(間に挟むため、酸素ではなく、酸化と後に続く記載となる)

C:炭素

と読めるわけですね。各々の化学式は暗記する必要があるため、併せて理解しておきましょう。

 

関連記事

炭素の化学式・イオン式や燃焼反応式はこちら

 

二酸化炭素が水に溶ける際の反応式は?イオン式も解説【二酸化炭素イオンの化学式】

今度は二酸化炭素が水に溶ける際の反応式についもて見ていきましょう。

なお、二酸化炭素は水に溶ける・溶けない?といった問題も出題されやすいですが、「若干水に溶ける」と理解しておくといいです。塩化水素やアンモニアほどは溶けないものの、窒素などの不活性ガスよりは溶けるイメージですね。

二酸化炭素が水に溶ける際の化学反応式は、

CO2 + H2O → H2CO3(炭酸)

もしくは、イオン式で記載すると

CO2 + H2O → 2H+ + CO32-(炭酸イオン)

となります。

つまり二酸化炭素が水に溶けると炭酸が生成されるわけです。炭酸が電離している状態を記載したい場合には、後者のような水素イオンと炭酸イオンの化学反応式を採用しましょう。

どちらの式であっても、元素やプラスマイナスの収支が一致することを確認するといいです。

 

まとめ 二酸化炭素のイオン式は?水と二酸化炭素の化学反応式は?

ここでは、二酸化炭素の化学式(元素記号)は?二酸化炭素イオンのイオン式は(炭酸イオン)?水と二酸化炭素の化学反応式は?について解説しました。

二酸化炭素の化学式、イオン式、水との化学反応式は覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。

二酸化炭素を始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。