この記事では「エクセルにて連続した数字を入力する方法【オートフィル機能使用】」「エクセルにて連続した数字を入力する方法【SEQUENCE関数使用】」について解説していきます。
これらの処理としては、主に、
・オートフィル機能
・SEQUENCE関数(Office365のみ)
を使うと良く、実際のサンプルを用いて見ていきましょう。
エクセルにて連続した数字を入力する方法【オートフィル機能】
エクセルにて連続した数字を入力するには、上述の通り「オートフィル機能」か「SEQUENCE関数」を使用するといいです。
ここでは例にある表で名前が入った列の隣に通し番号を振っていきます。
名前の隣に1~11までの番号を手入力していっても良いのですが、エクセルのオートフィル機能を使うと便利です。
まず、任意のセルに「1」を入力し、このセルの右下にカーソルを併せた際にでる十字をドラッグ&ドロップさせます。
連続データが作成されて、選択メニューが表示されるので、「連続データ(S)」をクリックします。
1~11までの通し番号が表示されました。
これで「オートフィル機能」を使用した連続の数字の入力が完了です。
エクセルにて連続した数字を入力する方法【SEQUENCE関数】
上では「オートフィル機能」を用いて1~11までの連続した数字を入力しましたが、SEQUENCE関数を用いても対応できます。
(SEQUENCE関数はOffice365で搭載された関数で、2019以前のバージョンのエクセルでは使用できません)
具体的には、任意のセルに=SEQUENCE(11,1,1,1)と入力するといいです。
この数式の意味を解説していきます。
SEQUENCE関数は、連続した数値の配列を作る関数です。
=SEQUENCE(行 , 列 , 開始 , 目盛り)
と入力していき、意味は
・行 :作成する連続数値の行数を指定します。
・列 :作成する連続数値の列数を指定します。
・開始 :作成する連続数値の開始値を指定します。
・目盛り :作成しる連続数値の間隔値を指定します。
(列、開始、目盛りは省略可能で省略した場合は1となります。)
となります。
今回の場合は
「行」を11、「列」を1、「開始」を1、「目盛り」を1と入力したので、
・11行、1列分、1から順に1目盛りずつ連続データを作れ
という意味になります。
ENTERキーを押すと以下のように、連続データが作成されました。
エクセルにて連続した数字を入力する方法【オートフィルとSEQUENCE関数の違い】
上ではオートフィル機能とSEQUENCE関数を使用して連続データを作成しました。
オートフィル機能とSEQUENCE関数での大きな違いは、SEQUENCE関数は「配列」を作成するところにあります。
例えば、例のように左がオートフィル機能で番号を振った表、右がSEQUENCE関数を使った表で、今回、6行目を行ごと削除します。
オートフィルを使ったものは通し番号3ごと消えたのに対し、SEQUENCE関数の表ではデータは消えましたが、通し番号は消えずに残っています。
これはSEQUENCE関数が配列で結果を表示しているからです。
番号を修正したい場合は、SEQUENCE関数の「行」に入力した数字を変更すればいいです。
上では
=SEQUENCE(11,1,1,1)と入力したので
次は、
=SEQUENCE(10,1,1,1)と変更してENTERキーを押します
SEQUENCE関数で振った通し番号が10番までに変更されました。
まとめ エクセルにて1から順番に番号を振る(数字を並べる)方法
この記事では「エクセルにて連続した数字を入力する方法【オートフィル機能使用】」「エクセルにて連続した数字を入力する方法【SEQUENCE関数使用】」について解説しました。
いずれにしてもオートフィル機能やSEQUENCE関数を使えばうまく連続した番号を入力することができます。
エクセルのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。