アクセス・地理

櫛田神社へのアクセス(祇園駅や博多駅から)を徹底紹介!

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櫛田神社は、博多っ子にとって特別・代表的な神社です。福岡三大祭りと呼ばれる、「どんたく」・「山笠」・「放生会」のうち、実に二つが櫛田神社のゆかりのお祭りだからです。

ゴールデンウイークのパレードで有名な「どんたく」は、櫛田神社の氏子さんたちによる「博多松囃子」と呼ばれる練り歩きが元になって始まったものと言われていますし、「やま」と呼ばれる重たい神輿を担いで走る博多祇園山笠は博多に夏を連れて来る行事とされています。

今回はこの、櫛田神社へのアクセスとして祇園駅や博多駅からの徒歩での行き方について解説していきますので、参考にしてみてください。

祇園駅から櫛田神社へのアクセス(徒歩での行き方)

それでは以下で祇園駅から櫛田神社へのアクセス(徒歩での行き方)について確認していきます。徒歩で2~3分で到着できます。

まず出発地の祇園駅の位置情報は以下の通りです。

目的地の櫛田神社の位置情報は以下の通りです。

祇園駅に着きましたら、櫛田神社に行くには「2番出口から出る」のが正解です。

なお、福岡市では「博多旧市街」という観光テーマを設けています。博多を象徴する神社である櫛田神社の周辺は、この旧市街にあたり、あちこちに観光案内板が設置されています。

特に祇園駅の周辺は寺院が密集していて、商業都市である福岡市の中では珍しく歴史的な名所の多いエリアとなっており、時間がある方は寺町を巡るのもお勧めです。

祇園駅の2番出口を出てすぐの景色は以下の通りです。

画面奥に小さく見える鳥居が櫛田神社の参道です。

手前のパーキングマークのあたりに瓦屋根が見えますが、こちらは別の寺社となっています。

この瓦屋根は、櫛田神社と同様に有名神社仏閣の龍宮寺です。

ちなみに、瓦屋根のある門が龍宮寺の入り口のように見えますが、実はこの右脇の小道が龍宮寺への入り口です。

小道の奥に近代的なつくりの寺院が現れます。

 

なお櫛田神社へは、祇園駅2番出口から伸びる道を1ブロック進むだけですぐに確認できます。

左手に櫛田神社の参道の鳥居が現れました。

ちなみに、この鳥居の下に立って振り返ると、道を挟んだ向かい側に東長寺の敷地が広がっています。

東長寺の向こうには、博多旧市街の寺町が広がっています。

参道をまっすぐ進むと、突き当りが櫛田神社となります。

参道の右手には「萬はし」というカラトリー卸の専門店があります。

業務用のお店ですが、櫛田参道という場所柄、観光客向けのお土産なども販売されています。

参道の左手には小さな稲荷社も。

参道の奥に櫛田神社が見えてきました。

右手の町屋風の建物は、「博多ふるさと館」という施設です。

博多の伝統工芸の紹介施設です。福岡市の観光案内も充実しています。

櫛田神社に到着しました。

こちらの正門は節分の時期になるとおたふく使用に様変わりします。

おたふくさんの口を潜って境内へ入れます。神社の発表によれば、日本一の大きさのおたふくの仮面だそうです。疫病除けの祇園社の節分のシンボル・・・邪気払いに効果が期待できそうです。

7月上旬の山笠が有名なので、初夏に観光に訪れる方が多いですが、節分の時期に訪れるのも面白いと思います。

1番出口から出てしまった場合(祇園駅から櫛田神社へのアクセス)

上述のよう祇園駅では2番出口の方が櫛田神社の最寄りの出口です。

ただ、間違って1番出口から出るとお煎餅で有名な「もち吉」の前に出ます。

「もち吉」さんのお隣に広い敷地を持っているのが、東長寺。日本最初の密教寺院です。

開祖は弘法大師。当時の留学僧は必ず博多の港から出かけて帰ってくるので、ここで学んできたことをお披露目したんですね。空海ファンの方は必見です。

なお間違って1番出口から出たとしても、ほぼ迷うことなく、櫛田神社まで行けますので、散策を楽しんでいきましょう。

 

 

博多駅から櫛田神社へのアクセス(徒歩での行き方)

櫛田神社の最寄り駅は上述のよう「祇園駅」です。

ただ、歩くのが好きな人は博多駅から向かうのも1つの方法です。

以下で博多駅から櫛田神社へのアクセス(徒歩での行き方)について確認していきます。

まず出発地の博多駅の位置情報は以下の通りです。

JR博多駅にはいくつもの商業施設が入り込んでいるので、出口が分かりづらいですが、中央のコンコースにある駅そのものの出入り口は「博多口」と「筑紫口」の二つだけです。

そして櫛田神社へは「博多口」から向かいます。

「博多口」の中央には大型ビジョンが設置されています。この左右に出入り口がありますので、左側から出てください。

左側の景色はこんな感じです。

左手はイベント広場、右手はタクシー乗り場とバスターミナルになっていますので、広場側へ進んでいただければ問題ありません。

広場を左手前方に進むと大通りに出ますので、福岡銀行さんのある建物の角に向かって道を渡ってください。福岡銀行さんの角、が道に迷わないための最大のキモです。

途中でゆるやかなカーブはありますが、横断歩道を渡りながら道なりに直進します。

どんどん道なりに進んでいきましょう。

さらに直進です。

もう少し進みます。

福岡市内有数の商業施設であるキャナルシティ博多が道の左斜め前方に見えてきたら、櫛田神社はかなり近いです。

キャナルシティは劇団四季の劇場とシネコンのある施設ですが、近年はインバウンド向けのショッピングモールとして知られています。キャラクターのカフェや「ラーメンスタジアム」という有名ラーメン店が複数出店している食事エリアもあり、国内旅行の方も一度は立ち寄ってみてもよいのではないかと思います。特に、定期的に出し物が変わる、有名アニメや特撮とコラボした噴水ショーは無料で見ることができるのでお子様にお勧めです。

しかし、櫛田神社へ行くにはキャナルシティ博多へは渡らず、(ここまで直進してきたら目の前にあるはずの)ガソリンスタンドへ向かう横断歩道を渡ります

横断歩道を渡ってからも引き続き直進です。

現在地下鉄の拡張工事のため工事現場がかなり入り組んでいますが、少し進んだところで右脇に逸れる道が現れます。「焼き鳥ひげ将軍」の看板のあるビルが目印です。

右脇の道を覗くとこんな感じです。この道を進みます。

道の正面に見えているのは「かろのうろん」です。

今では年配の方もそれほど使わないようですが、古い博多弁では「ど」の発音が「ろ」になります。つまり、この店名は「かど(角)のうどん(屋)」という意味です。

「かろのうろん」さんは、ここを知らない博多っ子は「モグリ」とさえ言われるほどの、正統派の「博多うどん」の老舗です。

博多うどんは讃岐うどんのようにコシで食べさせるのではなく「咽喉で切れる」と言われる柔らかさが特徴です。ラーメンは「バリカタ」でうどんは「やわ」というのが伝統的な博多の食文化です。

櫛田神社へ行くには、「かろのうろん」さんを見て右折します。

余談ですが、右折して振り返ると、「角」にある様子が良く分かります。

右折した後の景色はこんな感じです。

キャナルシティ前のバス停があります(西鉄バス)が、キャナルシティ付近は停留所が何か所にも分かれているので、博多駅~キャナルシティ間であれば方向音痴の方はかえって徒歩の方が無難な場合もあります。利用される方はよく乗車所・降車所を確認されてください。

左手に現れる最初の横断歩道を渡ります。焼肉の「大東園」さんが目印です。

道を渡ったら、「大東園」さんの脇を直進します。

左手に櫛田神社が見えてきます。石造りの鳥居が正門です。

これらが博多駅から櫛田神社へのアクセス(徒歩での行き方)となります。

正門の手前に「清道」と書かれた広場があります。ここが「博多祇園山笠」の見どころの一つでもある「櫛田入り」(「やま」と呼ばれる神輿を担いで櫛田神社へ入り、神様へお目見えさせる)の舞台となります。

ほとんどの「やま」は毎年作り変えられるため壊されますが、広場の奥には「やま」の一つが常設展示してあります。

山笠は曳いて歩く山車と違って「担いで走る」ものなので、土台部分の骨組みに車輪がついていないのが特徴です。櫛田神社へ参拝の際はこちらもぜひ確認してみてください。