この記事では「エクセルで分数をそのまま表示(何分の何)する方法【書式設定:関数:1/1:2分の1や3分の1の出し方など】」について解説していきます。
具体的には
・セルの書式設定でそのまま分数になる表示方法を指定する
・TEXT関数を用いる
といいです。
それでは詳しくみていきましょう!
エクセルで分数をそのまま表示(何分の何)する方法【書式設定】
それでは以下で書式設定を用いて分数をそのまま何分の何(1/1などと)表示させます。
まず、2分の1などの分数をそのまま表示させたい入力したいセルを選択します。
この状態で右クリック、セルの書式設定を出します。Ctrl+1のショートカットで表示させてもOKです。
この状態で、表示形式、分数と選びましょう。
ここでは、1桁増加を選んでみます。
最後に、任意の少数を入れるとこの少数に最も近い分数に変換して表示させることができるのです。
2分の1(1/2)の分数をそのまま表示させてみる
たとえば、0.5と入れると分数でそのまま2分の1(1/2)に変換されます。
以下の通りです。
4分の1(1/4)の分数をそのまま表示させてみる
さらには、0.25という少数を入れれば、対応する分数の4分の1(1/4)が出力されるわけです。
以下の通りです。
3分の1(1/3)の分数をそのまま表示させてみる
なお、3分の1などの少数で割り切れない数値では、近い少数をいれればOKです。
具体的には0.33などと入れましょう。
以下のようになります。
表示形式にて桁数を増やすと、入力の少数に最も近い分数表記(11/36)などとさらに細かい設定ができるので、適宜ご変更くださいませ。
このようにして分数をそのまま何分の何で記載することができます。
エクセルで分数をそのまま表示(何分の何)する方法【関数】
続いて、関数を用いて何分の何と、分数をそのまま表示させてみましょう。
TEXT関数を使うといいです。
まずは分数でそのまま出力するための少数を入れる必要があります。
変換したい少数を予め入れましょう。
続いて、対応のセルに=TEXT(B3, “#?/?”)と入れます。
ENTERを押します。
このセルの右下にカーソルを合わせた際に出る十字をドラッグしてコピーします(オートフィル)。
すると、一括で分数に変換できました。
<div class=”concept-box2″><p>2桁などのの分数にする場合は注意!</p></div>
なお、上の数式のままでは0.1=1/10の表示ではおかしくなります(書式設定でもTEXT関数でも)。
分母が2桁となるためですね。
そのため、2桁になることが想定されているのであれば、予め=TEXT(対象セル, “#??/??”)としておくといいです。
これで1/10などもそのまま表示できますよ。
分数を約分しないで表示させる方法【10分の5など】
なお、2分の1を10分の5などと約分しないで表示する時は、
=TEXT(B3, “#?/10”)
などと予め、分母の値を指定するといいです。
これで、元の少数に最も近い数値が約分しないで出力されます。
まとめ エクセルで分数を何分の何で表示(1/1:2分の1や3分の1の出し方)する方法
ここでは、【Excel】エクセルで分数をそのまま表示(何分の何)する方法【書式設定:関数:1/1:2分の1や3分の1の出し方など】について解説しました。
分数表示は意外と扱いが難しいので、この機会に覚えておくといいです。
さまざまなエクセル処理に慣れ、日々の業務を効率化させていきましょう。