化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。
中でも代表的な化学物質として「白金」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。
ここでは、この白金に着目して「白金の化学式(元素記号)は?白金イオンのイオン式や価数は?塩酸との化学反応式は?」などについて解説していきますので、参考にしてみてください。
白金の化学式(元素記号)はPtか?なぜ?
それではまず、白金の化学式(元素記号)について確認していきましょう。
結論からいいますと白金の化学式(元素記号)は「Pt」と表現されます。
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白金のラテン語表記のplatinumの頭文字と途中の1字を取ったものがこのPtなわけです。
なお、白金の重要な性質の原子量や質量数などは別途こちらで解説していますので、併せて確認してみてくださいね。
白金のイオン式はPt2+か?【白金イオンの価数】
今度は白金のイオン式(白金イオンの化学式)や価数についても見ていきましょう。
結論からいいますと、白金イオンは基本的には「Pt2+」と2価のイオン式となりやすいです。
ただ、白金自体はほとんどの物質と反応しないため、そもそも白金イオンとはなりにくいといえるでしょう。
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価数が2となるのは、こちらで解説の白金の価電子数(最外殻電子数)との関りが強いため、併せて覚えておきましょう。
また数字だけでなく、プラスかマイナスかにも気をつけるといいです。
白金と塩酸の化学反応式は?
なお、白金と塩酸は反応するのか?もみていきましょう。
結論として、白金は塩酸と反応せず溶けません。
これはイオン化傾向が水素の方が、白金よりも大きいためですね(白金の方がイオンになりにくい)。
白金はアクセサリーなどでよく使われている材質なことからもわかるように、他の物質とはほとんど反応しない(劣化しない)と理解しておくといいです。
まとめ 白金イオンのイオン式や塩酸と白金の化学反応式は?
ここでは、白金の化学式(元素記号)は?白金イオンのイオン式は?塩酸と白金の化学反応式は?について解説しました。
白金の化学式、イオン式、塩酸との化学反応式は覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。
白金を始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。