化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。
中でも代表的な化学物質として「水酸化バリウム」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。
ここでは、この水酸化バリウムに着目して「水酸化バリウムの化学式・分子式・組成式・はBa(OH)2か?式量(分子量)や硫酸との化学反応式は?」などについて解説していきますので、参考にしてみてください。
水酸化バリウムの化学式・組成式・分子式はBa(OH)2
それではまず、水酸化バリウムの化学式・分子式について確認していきましょう。
結論からいいますと水酸化バリウムの化学式(分子式)は「Ba(OH)2」と表現されます。
※
Ba(OH)2の化学式の後ろから
・(OH)2:水酸化
・Ba:バリウム
となると覚えておきましょう。
なお、水酸化バリウムの組成式としても同じでBa(OH)2となります。
水酸化バリウムの分子量・式量は?
今度は水酸化バリウムの分子量・式量についても見ていきましょう。
結論からいいますと、水酸化バリウムの分子量・式量は171です。
これは上の水酸化バリウムの化学式・分子式から導出することができBa:137、O:16、H:1を元に「134 + (16+1)×2 = 74 」となります。
水酸化バリウムと硫酸の化学反応式は?
なお、水酸化バリウムと硫酸の化学反応式も頻出です。
答えとしては
H2SO4+Ba(OH)2 → BaSO4 + 2H2O
と水酸化バリウムと硫酸が反応し、硫酸バリウムと水が生成されると覚えておきましょう。中和反応ともいえますね。
また硫酸バリウムは水に溶けずに沈澱することも覚えておきましょう。
最後に、左辺と右辺の各元素記号の数が一致するように係数を求めていけば、上の式が完成となります。
反応物と生成物をとりあえず覚えておけば、上と導出できるため、ここは抑えておくように。
関連物質の
・硫酸の化学式・分子式などの詳細はこちら
・塩化カルシウムの化学式・分子式などの詳細はこちら
で解説していますので、併せてチェックしてみてください。
まとめ 水酸化バリウムの組成式・式量(分子量)は?硫酸との反応式も
ここでは水酸化バリウムの化学式・組成式・式量(分子量)は?硫酸との反応式もについて解説しました。
水酸化バリウムの各情報は覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。
水酸化バリウムを始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。