この記事では「エクセルにてオートコレクトを無効・設定する方法」について解説します。
具体的には、
・オプション設定の変更
・セルの書式設定
を使うとよく、サンプルを用いて見ていきましょう。
エクセルにてオートコレクトを無効(解除)にする方法【日付やテーブルなど】
エクセルでは入力した文字や数字を別の形に置き換える”オートコレクト”という機能があります。
オートコレクトにより日付変換される場合の無効化方法
あらかじめ変換されたくないセルを選択し、ホームタブから数値の書式グループのドロップリストをクリックします。
リストが出てくるので「文字列」を選択します。
すると以下のように日付変換されずにそのまま表示されます。
オートコレクトにより日付に変換される場合の実例
念のため、オートコレクトにより日付に変換される実際の状況も記載しておきますね。
たとえば以下のように「7-9」と入力すると、
このように日付に変換されます。
「7/9」と入力しても、
同じように日付に変換されてしまいます。
これらがオートコレクト機能に当たり、上述の方法にて無効化することができます。
オートコレクトにより指数変換される場合の無効化方法
オートコレクトにより指数変換される場合も前項と同様に、あらかじめ変換されたくないセルを選択し、ホームタブから数値の書式グループのドロップリストをクリックします。
リストが出てくるので「数値」を選択します。
すると以下のように、11桁以上の数字が変換されずにそのまま表示されます。
オートコレクトに寄りに指数変換される場合の実例
また11桁以上の数字を入力すると、以下のように指数表示になります。
オートコレクトによりリンク変換される場合の無効化方法
オートコレクト機能によりハイパーリンクに自動変換される場合の無効化方法は以下の通りです。
変換されたセルをすべて選択した状態で右クリックすると、コンテキストメニューが出てくるので、「ハイパーリンクの削除」をクリックします。
すると以下のように、ハイパーリンクが削除されて、セルをクリックしてもブラウザが開いたりすることがなくなります。
以上で完了です。
オートコレクトによりハイパーリンクに変換される場合の実例
他にも、URLやメールアドレスなどを入力すると、ハイパーリンクに変換されます。
この状態でセルをクリックすると、ブラウザやメーラーが開いてしまいます。
これらが変換されない方法を説明しましょう。
エクセルにてオートコレクトを設定にする方法【どこにある】
前項では入力後に変更する方法を説明しましたが、入力前にあらかじめ設定しておくことも可能です。
日付および数字の指数表示などの設定
まず設定したいセルを選択した状態で、ホームタブから「書式」を選択し、「セルの書式設定(E)」をクリックします。
セルの書式設定ウィンドウが表示されますので、設定したい形式を選択します。
前項の例でいうと、日付に変換されたくない場合は分類欄の「文字列」を選択、数字を指数表示にしたくない場合は、「数値」を選択し「OK」をクリックします。
ハイパーリンクなどの変換設定
ハイパーリンクなどの変換設定はオプションから行います。
設定したいセルを選択した状態で、ファイルタブを選択します。
「オプション」をクリックします。
Excelのオプションウィンドウが表示されるので、「文章校正」を選択し、オートコレクトのオプション(A)をクリックします。
オートコレクトウィンドウが表示されるので、入力オートフォーマットタブから「インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する」のチェックを外して、「OK」をクリックします。
これでURLやメールアドレスが勝手にハイパーリンクに変換されなくなります。
(ハイパーリンクに変換したい場合はチェックを入れます)
またこのほかにも、オートコレクトタブにて各チェックボックスを外すことによって、
意図しない大文字小文字変換を防ぐことが可能です。
以上で完了です。
まとめ エクセルにてオートコレクトを無効・設定する方法
この記事では「エクセルにてオートコレクトを無効・設定する方法」について解説しました。
エクセルでは入力する文字の種類に応じてオートコレクト機能が働き、データを適切な形式に変換してくれますが、時にはその機能が必要ない場合があります。
これらを有効・無効にすることで効率よく作業を進めることができます。