この記事では「エクセルにて文字の上に線(エックスバー:平均)を引く方法」について解説します。
統計学における平均値を表す“x̄”(エックスバー)をエクセルで表示させるには
・記号と特殊文字の使用
・図形(オートシェイプ)にて無理やり線を引く
といいです。
それではこれらの文字の上に線(エックスバー)を引く2通りの方法の詳細を解説していきます。
エクセルにて文字の上に線(エックスバー)を引く方法1【エックスバー:平均】
上のよう“x̄”(エックスバー)とは、統計学における平均値を表す記号です。
エクセルでエックスバーを表すには、「記号と特殊文字」を使用するといいです。
エックスバーを入力したいセルにカーソルを合わせ、「挿入」メニューの中の「記号と特殊文字」をクリックします。
「記号と特殊文字」のウィンドウが開きます。
赤枠の2ヵ所
フォント:MS Reference Sans Serif
文字コード:F7C2(小文字のxの上に線)
を設定し、「挿入」ボタンをクリックします。
エクセルにてエックスバーが入力されたのを確認できました。
なお他の形状のエックスバーが良い場合やワイバーを表示させたい時には、上の「記号と特殊文字」の中より、好みのものを選べばOKです。
エクセルにて文字の上に線(エックスバー)を引く方法2 【図形を使った方法】
次に図形(オートシェイプ)を用いエックスバーなどの文字の上に線を引く方法を確認していきます。
文字に図形(直線)を合わせてエックスバーを表現する、力技ともいえる手法です。
では手順を説明します。
任意のセルに“x”を入力し、「挿入」メニューの中の「図」をクリック。
「図形」の中にある「直線」をクリックします。
先ほど入力した“x”の上に線を引いてみましょう。
これでは“x”の文字とマッチしませんね。
線の色や太さを変えていきましょう。
「図形の形式」メニューをクリックし、「図形スタイル」の赤枠の部分をクリックします。
「図形の書式設定」ウィンドウが開きますので
線(単色)を選択
色:“x”の文字と同じ色を指定しましょう
幅:“x”の文字とバランスがよい太さに設定しましょう
設定が終わったら右上の「×」をクリックします。
細かな作業でしたね。
微妙な調整が必要ですので、エクセルの「表示」メニューの「ズーム」機能を使って作業することをおすすめします。
下図のように文字の上に線が入ったもの(エックスバー)が出来上がりました。
特殊文字と図形を比較してみましょう。
どちらも「簡単に挿入できる」「図形を作る細かい作業が面倒」などメリット・デメリットがありますので、理解したうえで活用してください。
まとめ 【Excel】エクセルにて文字の上に線(エックスバー)を引く方法
この記事では「【Excel】エクセルにて文字の上に線(エックスバー)を引く方法」について解説しました。
通常のフォントにない文字を表す場合、特殊文字であらわすことができます。
統計学など一般的に使用される記号は「特殊文字」にほぼ含まれていますので、まずはトライしてみましょう。
それでも見つからない場合は、図形を駆使して自分で作ることもできます。
エクセルが持つさまざまな機能を理解し、ぜひ業務に役立てていきましょう。