日常生活において、よく5倍希釈や10倍希釈などの元の原液を薄める場面がよくあります。例えば、カルピスの原液、めんつゆ、洗剤などさまざまなものが該当するでしょう。
このような場面ではどのように計算するといいのか理解していますか。
ここでは5倍希釈とは、10倍希釈とは?その計算・変換方法は?について、練習問題を元に解説していきます。
5倍希や10倍希釈とは?計算・変換方法【~倍希釈】
先にも述べたように、カルピス、めんつゆ、洗剤などの原液を薄めて希釈する場合の計算について考えていきます。
この2倍希釈、5倍希釈、10倍希釈などの意味は元の原液があった場合にそれを他の物質(水など)で元の量の2倍、5倍、10倍まで量を増やすということに相当します。
例えば、元の原液の量が以下のようにあるとします。
つまり、元のカルピスやめんつゆといった原液1に対して、その4倍の水を加え、合計で5倍になった状態が5倍希釈となるわけです。
同様に10倍希釈であれば原液1に対して、その9倍の水などを注ぎ、トータルで10倍となった状況を意味しているといえます。
つまり、このA倍希釈を一般化すると、原液の量を1とすると、水などの薄めるものを「原液のA-1倍分」加え、合計でA倍の量に薄めることに相当するのです。
よく使用する考え方などできちんと押さえておくといいです。
5倍希釈、10倍希釈の計算問題を解いてみよう【2倍希釈、3倍希釈】
それでは、~倍希釈の考え方に慣れるためにも実際に計算問題を解いてみましょう。
例題1
洗剤の原液が3mlあります、これを10倍希釈するためには水を何ml加えるといいのでしょうか。
解答1
上の~倍希釈の考え方のもと、求めていきます。
10倍希釈であるため、元の量の10倍の3×10=30mlにするといいため、30-3 =27mlの水を加えるといいこととなるのです。
もう一題計算方法を確認していきまそしょう。
例題2
めんつゆを30mlに水を60ml加えた場合、何倍希釈の溶液になっているのでしょうか。
解答2
こちらも上の換算式を元に考えていきます。
合計の量は、30 + 60 =90mlとなるため、元の量と比較すると90 ÷ 30 = 3倍希釈となていることがわかります。
2倍希釈、5倍希釈、10倍希釈、20倍希釈などどのような量でも同じ対応できるため、きちんと理解しておきましょう。
まとめ 5倍希釈とは?計算方法【カルピスや原液など】
ここでは、カルピスの原液、めんつゆ、洗剤などで使用する考えの~倍希釈について記載しました。
例えば、元のカルピスや洗剤といった原液1に対して、その4倍の水を加え、合計で5倍になった状態が5倍希釈となるわけです。同様に10倍希釈であれば原液1に対して、その9倍の水などを注ぎ、トータルで10倍となった状況を意味することを覚えておきましょう。
科学的な計算になれ、毎日の生活に役立てていきましょう。