ワードを利用して図形や画像、写真の貼り付けは大変便利です。
まずワードでは表示単位がmmです。通常のcm表示ではないため利用しにくい方も多いかもしれません。
今回はまず設定表示をcmにする方法を説明します。
その後、図形・画像・写真のサイズを一括で統一する方法を説明します。便利に利用してみましょう。
ワードですべての図形(オートシェイプ)のサイズを一括で統一する方法【実寸指定(cm)】
現在Wordでは実寸指定はmmとなっています。はじめに必要でしたら表示をcmに変更しましょう。
新規文書を開き「ファイル」タブをクリック「オプション」の表示から「詳細設定」をクリック「表示」グループから「使用する単位(M)」を「ミリメートル(mm)」から「センチメートル(cm)」に変更OKボタンをクリックします。
なお設定を戻す場合は再び「ミリメートル(mm)」に戻せば可能です。
次に図形(オートシェイプ)で作成した3つの図形のサイズを一括で統一しましょう。
初めに図形を描き、初めの図形をクリック→Shiftキーを押しっぱなしのまま、ほかの図形もクリックします。
すると以下のように選択したすべての図形に〇マーク(ハンドルと言います)が表示されます。
これが表示されていれば選択できています。
そのまま「図形の書式」タブ→「サイズ」グループにサイズを入力します。
サイズの違う図形が選択されると、サイズ欄は空白になりますがクリックするとカーソルが立ちます。
それぞれ数値を入力しましょう。
ただしこの解説ではサイズはcmに変更してありますので入力時に注意しましょう。
ここでは高さ3 幅 4と入力しました。単位は入力不要です。
選択したすべての図形(オートシェイプ)のサイズが同じサイズに変更されました。
丸や三角など違う図形でも設定は可能です。選択時に表示される枠線のサイズで設定されます。
ワードですべての貼り付け画像や写真のサイズを一括で統一する方法【実寸指定(cm)】
次はすべての画像や写真のサイズを一括で統一する方法です。
画像、写真はワードに挿入後、まず文字列の折り返しを設定しないと複数の画像の選択ができません。そのため、挿入後まず、文字列の折り返しを設定しましょう。
「挿入」タブ→「図」グループ→「画像」をクリック→「このデバイス」から必要な画像を挿入します。次に文字列の折り返しを設定します。
「図の形式」タブ→「配置」グループ→「文字列の折り返し」をクリックし今回は「前面」をクリックします。
サイズを統一したい画像や写真すべてにこの設定をします。
図形と同様、初めの画像や写真をクリック→Shiftキーを押しっぱなしのまま、ほかの画像や写真も次々クリックします。これで複数の写真が選択できました。
そのまま「図の形式」タブ→「サイズ」グループにサイズを入力します。
サイズの違う図形が選択されると、サイズ欄は空白になりますがクリックするとカーソルが立ちます。
ただし、画像や写真は縦横の比率が違います。
高さ3と入力するとすべての画像や写真の高さは3cmに変更されます。続いて幅4と入力すると画像や写真の幅が4cmに変更されます。
左側の図は「高さ3cm」右側の図は「幅4cm」です。
つまり写真自体の縦横比が違うため(ピンクの花びらは正方形に近い)全く同じ幅、サイズにすることはできません。
入力が後の方が優先されます。
この図では後から入力した高さ4cmに設定のため縦は空白となっています。
画像や写真の場合は、高さか、幅、どちらをそろえるか、決めてから実施しましょう。
もしくは縦横の比率を合わせてから実施しましょう。
まとめ ワードで図形・画像・写真貼り付けでサイズを統一・合わせる・一括変更・実寸指定(cm)方法
いかがでしたか?
今回はワードで図形・画像・写真張り付け後のサイズを統一する方法を解説しました。
もちろん一つずつサイズを測り、設定することも可能ですが、ここで紹介した方法を利用すると、業務効率が向上します。
画像が複数ページに渡っている場合は、画面表示を小さくし、複数ページが表示されるようにしながら設定すると便利です。
いろいろな方法を試してみましょう。