日常生活や科学的な解析を行う際に、よく単位変換が求められることがあります。
例えば電力に関係する用語として、W(ワット)やV(ボルト)を使用することがあります。これらは状況に応じて使い分ける必要があるために、各々を換算できるようにしておくといいです。
ここでは、この「1A(アンペア)は何W(ワット)か」「1Wは何Aか」といったW(ワット)とA(アンペア)の換算(変換)方法について確認していきます。
VとWの変換(換算)方法【1ボルトは何ワット?1ワットは何ボルト(V)?】
それでは、電気に関係する用語であるV(ボルト)とW(ワット)の単位変換(換算)方法について確認していきます。
まずV(ボルト)とは、電圧を表す単位を指します。一方で、W(ワット)とは電力(仕事率)を示す単位であり、Vとは直接変換することはできません。
このとき、電流の単位のA(アンペア)を間に挟むと間接的な変換ができるようになり、V(ボルト)×A(アンペア)=W(ワット)という単位の換算式が成立するのです。
逆に、ボルト基準で考えるのであれば、V=W/Aというように単位変換できることとなるのです。
これら、A(アンペア)、W(ワット)、V(ボルト)の関係式は電気の分野において非常によく出てくるので、よく理解しておきましょう。
W(ワット)とV(ボルト)の換算を行ってみよう【1Vは何W?1Wは何V?】
それでは、VとWの換算に慣れるためにも練習問題を解いていきましょう。
例題1
ある電池では電圧が4Vであり、このときの電流値は2Aでした。このとき、何Wの電力が得られるでしょうか。
解答1
上のボルトとワットの関係式を元に計算していきます。
4 × 2 = 8Wと変換することができました。
続いて、ワットからボルトへの変換も行っていきましょう。
例題2
ある電池から10Wの電力が取り出せており、この時の電流値は5Aでした。この場合にかかっている電圧はいくらに換算できるでしょうか。
解答2
こちらも計算式を元に算出していきます。
10 ÷ 5 = 2Vの電圧(電位差)がかかっていると求められました。
まとめ 1Vは何W?1Wは何V?
ここではW(ワット)とV(ボルト)の関係式について確認しました。
これらはV×A = W もしくは、V=W/Aという計算式を求めることができるのです。
電気に関する単位変換になれ、日常生活や科学の解析等の効率化を図っていきましょう。