化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。
中でも代表的な化学物質として「水酸化カリウム」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。
ここでは、この水酸化カリウムに着目して「水酸化カリウムの化学式・分子式・組成式・はKOHか?式量(分子量)や密度・比重は?との化学反応式は?」などについて解説していきますので、参考にしてみてください。
水酸化カリウムの化学式・組成式・分子式はKOH
それではまず、水酸化カリウムの化学式・分子式について確認していきましょう。
結論からいいますと水酸化カリウムの化学式(分子式)は「KOH」と表現されます。
※
KOHの
化学式の後ろから
・OH:水酸化
となると覚えておきましょう。
なお、水酸化カリウムの組成式としても同じでKOHとなります。
水酸化カリウムの分子量・式量は?
今度は水酸化カリウムの分子量・式量についても見ていきましょう。
結論からいいますと、水酸化カリウムの分子量・式量は56です。
※
これは上の水酸化カリウムの化学式・分子式から導出することができ、K:39、O:16、H:1を元に「39 + 16 + 1 = 56 」となります。
水酸化カリウムと密度・比重は?の化学反応式は?
なお、水酸化カリウムと密度・比重は?を知りたい人もいるでしょう。
結論からいいますと、水酸化カリウムの密度(常温常圧にて固体)は約2.0g/ml(2.0g/cm3)です。
※
なお、比重と密度は似ていますが別ものであり、比重とはある「基準物質の密度に対する対象物質の密度」を意味します。つまりは「比率」であり、単位はありません。
常温常圧にて水酸化カリウムのように「固体」の場合の比重の基準物質として、約4度の水が採用されます。この値は約1.0g/ml(1.0g/cm3)です。
そのため水酸化カリウムの比重も密度とほぼ同じ数値となり(1で割るため)約2.0となるのです。再度言いますが、比重では単位がないと覚えておきましょう。
関連物質の
・塩化カリウムの化学式・分子式などの詳細はこちら
で解説していますので、併せてチェックしてみてください。
まとめ 水酸化カリウムの組成式・式量(分子量)は?密度・比重は?との反応式も
ここでは水酸化カリウムの化学式・組成式・式量(分子量)は?密度・比重は?との反応式もについて解説しました。
水酸化カリウムの各情報は覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。
水酸化カリウムを始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。