科学

1Paは何atm?1atmは何Pa?パスカルとアトムの変換(換算)方法

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科学の分野において気圧などの圧力を考える場面が良く出てきます。

このとき、圧力の単位としてパスカル(Pa)やアトム(atm)がよく出てきますが、これらについて「1パスカルは何アトムなのか?」逆に「1アトムは何パスカルなのか」という変換方法が必要なことも多くあるでしょう。

ここでは、このPaとatm、関連する用語の標準気圧について解説していきます。

1アトム(atm)は何パスカル(Pa)?1Paは何atm?標準気圧との関係は?【変換方法】

まず標準気圧とは大気圧のことを示し、101325Pa=1標準気圧と日本における計量法上のルールとして定義されています。

そして、この気圧の単位には「atm」を使用するために、1atm(アトム)=101325Pa(パスカル)という換算式が成立するのです。これは定義であるため、覚えるしかないといえます。

逆に「1パスカルは何アトムなのか」を考えるのであれば、逆数を取るとよく1Pa(アトム)=1/101325 Pa=約9.87×10^-6 atmと変換できます。

このように、アトムとパスカルは変換できることを理解しておきましょう。なお、各々の大小関係は以下のようになりますので、どちらの方が数値として大きくなるかイメージできるようにしておくといいです。

atm(標準気圧)とPa(パスカル)の変換を行ってみよう【計算問題】

このようにパスカル(気圧)とアトムでの単位換算ができるのですが、この扱いに慣れるためにも練習問題を解いていきましょう。

練習問題1

0.8atmは何Paに換算できるでしょうか。

解答1

0.8 × 101325 = 81060Paと変換できます。

続いて、パスカルからアトムにも変更していきましょう。

練習門題2

130000Paは何atmになるでしょうか。

解答2

上のアトム(標準気圧)とパスカルとの関係から、

130000÷101325≒1.283atmに換算できるのです。

なお、圧力の定義としての荷重や面積との関係はこちらで解説していますので参考にしてみてください。

荷重と応力の換算(変換)方法や違いは?面積との関連性も解説【計算】科学的な解析を行う際に、似たような用語が出てくることが良くあります。 例えば、材料力学関連の似たような用語として荷重や応力というも...

 

まとめ Pa(パスカル)とatm(アトム)の変換(換算)方法【1Paは何atm?1atmは何Pa?

ここでは、圧力の単位であるアトム(atm)やパスカル(Pa)の定義や変換方法について解説しました。

アトムは大気圧(標準気圧)の単位であり、1atm=101325paと定義されています。逆にパスカル基準で考えるのであれば、1Pa=1/101325atmと単位換算できるのです。

どちらも気圧等の単位としてよく使用するものであるため、きちんと理解しておきましょう。