ビジネスの場において、マナーを重視することはとても大切ですね。
ビジネスマナーの中でも、とくに使い方が難しいものに「敬語」が挙げられます。
そこで、今回は「また機会があればよろしくお願いします」は正しい敬語なのか？また、その言い換えは？について説明していきます。
ビジネスメールなどの参考にしてみてくださいね。
「また機会があればよろしくお願いします」は正しい敬語？言い換えは？
それでは「また機会があればよろしくお願いします」は正しい敬語かどうかについて見ていきましょう。
結論として、「また機会があればよろしくお願いします」は文法的に正しい敬語です。
一方で、正しい表現ではあるのですが、敬語としてやや不適切な面もあります。
まず「よろしく」という表現ですが、これは丁寧語ではあるもののややカジュアルな印象を与えます。
また「お願いします」は、依頼する時の表現なので、この文脈では少々不自然ですね。
さらに主語が明確でないため、「誰が機会を作るのか」が曖昧になってしまいます。
ビジネスシーンやフォーマルな場面、目上の人に対する時は、より丁寧な表現が求められることが多いでしょう。
「また機会がございましたら、ぜひよろしくお願い申し上げます」
「今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます」
これらの表現であれば、無難に使用することができますよ。
相手や状況に応じて、これらの表現を使い分けできるようになるのが大切ですね。
意味
「また機会があればよろしくお願いします」は、今後も良好な関係を継続していきたいという意向を表現する言葉です。
今回の対応に感謝しつつ、今後も協力関係を維持していきたいことを伝える際に使用します。
例文
次に「また機会があればよろしくお願いします」を用いた例文を見ていきましょう。
【会議の終了時】
「本日は貴重なご意見をありがとうございました。また機会があればよろしくお願いします。」
【イベントの終了時】
「本日は弊社イベントにご参加いただき、誠にありがとうございました。また機会があればよろしくお願いします。」
【面談の終了時】
「本日は面談の時間をいただき、ありがとうございました。また機会があればよろしくお願いします。」
これらの例文に共通するように「また機会があればよろしくお願いします」は、今回の対応への感謝と今後の協力関係への期待を表現する際に使用します。
言い換え
「また機会があればよろしくお願いします」という表現は、その時の状況や相手との関係性によって以下の言い回しへの言い換えが可能です。
・「今後ともよろしくお願いいたします」
・「引き続きお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます」
・「今後とも変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます」
・「ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます」
これらのフレーズを使用する際には、状況に応じて適切な表現を選ぶことが重要でしょう。
まとめ 「また機会があればよろしくお願いします」は正しい敬語？言い換えは？【ビジネスメールなど】
ここではビジネスメールなどで使用される、「また機会があればよろしくお願いします」は正しい敬語か？その言い換えは？について説明してきました。
敬語は扱いが難しいため、この機会に正しい使い方を覚えておくといいですね。
様々な敬語を身につけ、ビジネスメール等で活用していきましょう。
