科学

ジュール(J)とワット(W)の変換(換算)・意味・違い【1Jは何W?1Wは何J?】

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日常生活において、よく単位の変換を行う場面があるでしょう。

たとえば、J(ジュール)やW(ワット)などの電気に関する用語の単位としてよく耳にしますが、「1J(ジュール)は何W(ワット)か」「1Wは何Jか」について理解していますか。

ここでは、J(ジュール)とW(ワット)の換算(変換)方法について確認していきます。

1J(ジュール)は何W(ワット)? 1W (ワット)は何J(ジュール)?

結論からいいますと、J(ジュール)はエネルギー(熱量)の単位であり、W(ワット)は電力(仕事率)の単位であるため、直接的には変換することはできません

このとき、時間を表す単位のs(秒)を用いることで、ジュールとワットは間接的に単位換算できるといえます。

具体的には、単位の J(ジュール)=W(ワット)・s(秒)という式が成り立つため、この式のままか、W=J/s という計算式が成立することになるのです。

なお、ジュール(J)とワット (W)を用いた数値変換に慣れるために、以下で練習問題を
解いてみましょう。

J(ジュール)とW(ワット)の変換方法【エネルギーと電力(仕事率)の換算】

それではジュールとワットの単位換算に慣れるため、練習問題を解いていきましょう。

例題1

ある電気的な装置を使って、5Wの電力で10s動作しているときに発生するエネルギー(J)を求めてみましょう。

解答1

上の定義に従って計算していきます。

5 × 10 = 50Jと求めることができるのです。

次にジュールからワットへの単位換算も行っていきます。

例題2

ある機械に一定の電力(ワット)で5s間の出力を行った際のエネルギーは20Jでした。このときのワット数はいくらになるでしょうか。

 

解答2

こちらも同様上の計算式に従い換算します。

20 ÷ 5 =4W(ワット)と求めることができるのです。

まとめ 1Jは何W?1Wは何J?ジュール(J)とワット(W)の変換(換算)・意味・違い

ここでは、ジュール(J)とワット(W)の換算方法について解説しました。

J(ジュール)はエネルギー(熱量)の単位であり、W(ワット)は電力の単位であるため、直接的な換算はできませんが、時間の単位sを挟むと間接的に変換することが可能です。

具体的には、J=W・sという単位の計算式があるため、W=J/sとなることを覚えておきましょう。

さまざまな単位変換に慣れ、毎日の生活をより楽しんでいきましょう。