日常生活や科学的な解析の際に、単位変換が必要となることが多くあります。
例えば、ある物体の単位体積に含まれる別の物質の質量(重量)を表す単位として、g/cm3やt/m3がありますが、これらはどちらもよく使用する単位であり、換算できるようにしておくといいです。
ここではこれら「1g/cm3は何t/m3か?1t/m3は何g/cm3か?」といったg/cm3やt/m3の変換(換算)方法について確認していきます。
g/cm3とt/m3の換算(変換)方法
まずg/cm3という単位は、「ある溶液1cm3があった場合、その中に何gの溶質が溶けているのか」や「さまざまな物質の密度」などを表す量といえます。
なお、液体でなく気体などであっても同様に考えればよく、1cm3の気体中に何gの溶質が溶けているのかを表すものがg/cm3と捉えることもできるのです。
一方でt/m3という単位は、上と同様に「ある溶液1m3があった場合、その中に何gの溶質が溶けているのか」「物質の密度」などを表すものといえます。こちらも液体だけでなく、任意の状態に適用できます。
そして、g/cm3とt/m3の変換を行うには、分子と分母を分けて考えるといいです。
このとき、1t=1000000gという換算式、1m3=1000000cm3という変換式が成り立つことを考慮すると、
1t/m3=1000000g/1000000cm3=1g/cm3と単位のみが違い、数値が同じといえます。
覚えやすいのできちんと理解しておきましょう。
g/cm3やt/m3の計算問題を解いてみよう【変換】
g/cm3とt/m3の換算に慣れるためにも、計算問題を解いてみましょう。
例題1
6g/cm3は何t/m3に単位変換できるでしょうか。
解答 1
上の定義に従い求めていきます。
数値が同じであるため、6g/cm3=6t/m3と求めることができるのです。
まとめ g/cm3とt/m3の読み方・違い【単位のトンパー立方メートルなどの計算】
ここでは、単位のg/cm3とt/m3の単位換算方法について確認しました。
g/cm3という単位は、物質の密度やある溶液1cm3があった場合、その中に何gの溶質が溶けているのかなどを表す量といえます。同様に、g/t3でも密度や溶液など1m3あたりに何tの溶質等が溶けているかを示す単位なわけです。
結果としては、1g/cm3=1t/m3と変換できることを理解しておくといいです。
各単位変換方法に慣れ、日常生活に役立てていきましょう。