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フッ素の化学式(元素記号)はF2か?フッ素イオンのイオン式は?フッ素が水に溶ける際の化学反応式は

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化学を得意にするにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。

中でも代表的な化学物質として「フッ素」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。

ここでは、このフッ素に着目して「フッ素の化学式・分子式(元素記号)はF2か?フッ素イオンのイオン式は?フッ素は水に溶ける際の反応式は?」などについて解説していきますので、参考にしてみてください。

フッ素の化学式・分子式(元素記号)はF2か?

それではまず、フッ素の化学式・分子式(元素記号)について確認していきましょう。

結論からいいますとフッ素の化学式(分子式)は「F2」と表現されます。

フッ素は英語表記でFluorineであり、この頭文字Fが、このフッ素の元素記号と覚えておくといいです。また常温常圧(一般的に生活している範囲)では、フッ素は二原子分子で存在するために、Fではなく「F2」と記載します。

フッ素はハロゲンに分類されますね。

一方で炭素のように、常温常圧下にて二原子分子ではないために「C」という組成式で表記する物質もあることも覚えておきましょう。

また、フッ素の重要な性質の原子番号や原子量や質量数などは別途こちらで解説していますので、併せて確認してみてくださいね。

フッ素のイオン式は?イオンにならないのか【フッ化物イオン】

今度はフッ素のイオン式(フッ化物イオンの化学式)についても見ていきましょう。

結論からいいますと、フッ化物イオンはFと表記されます。

フッ化物イオンの価数は1となりますが、これは以下でも記載の価電子数や原子価との関連性により説明できますので、併せてチェックしてみてください♪

フッ素の原子番号・価電子数(最外殻電子数)・原子価・質量数・原子量・陽子数・中性子の数は?化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。 中でも代表的な化学物質として「フッ素」がありますが...

 

フッ素が水に溶ける化学反応式

なお、フッ素は水に溶ける際の化学反応式についても議論となることもが多く、ここで確認します。

答えを先にいいますと、フッ素は水に溶けやすく、以下の反応式で表せます。

2F+ 2H2O ⇄ 4HF + O2となります。

ここでHFはフッ化水素、O2は酸素を表すと覚えておきましょう。

なお、フッ素が水に溶けるか、溶けない(溶けにくい)かも聞かれるケースがあるため、この機会に理解しておくといいです。

 

まとめ フッ素のイオン式は?水に溶ける反応式は?

ここでは、フッ素の化学式・分子式(元素記号)は?フッ素イオンのイオン式は?フッ素は水に溶けるのか?について解説しました。

フッ素の化学式、イオン式などは覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。

フッ素を始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。