この記事では「エクセルの折れ線グラフで0を表示しない(飛ばす)・無いデータを飛ばす(日付など)方法」について解説します。
具体的には
・IF関数
・条件付き書式設定
を使用することで可能です。
それではサンプルを用いて見ていきましょう。
エクセルの折れ線グラフで0を表示しない(飛ばす)・方法【値無しなど】
下図は日々の売上Aと売上Bの合計をグラフで表示しています。
8日以降はまだ実績(値)がないため、売上が0のように見えている状態です。
このグラフの線を非表示にしておきましょう。
まず1日の合計セルに以下の式を入力します。
=IF(SUM(B2:B3)=0,NA(),SUM(B2:B3))
この式はIF関数で、
①売上Aと売上Bの合計が0であれば、
②エラーを表示する
③0でなければそのまま合計を表示する
という内容です。この式をすべての合計セルに適用します。
すると以下のように8日以降の売上合計がエラー表示になり、グラフの8日~10日の線が消えました。次にエラーを非表示にしましょう。
合計セルを全選択した状態で、ホームタブから「条件付き書式」を選択し、「新しいルール」をクリック。
新しい書式ルールウィンドウが表示されるので、「指定の値を含むセルだけを書式設定」を選択します。次のセルのみを書式設定の欄からエラーを選択し、書式(F)をクリック。
セルの書式設定ウィンドウが表示されるので、フォントの色をセルと同じ色に設定します。
そして「OK」をクリック。
すると以下のように折れ線でのエラーが非表示になります。
以上で完了です。
エクセルの折れ線グラフで無いデータを飛ばす(日付など)方法
今度は折れ線グラフでデータのない部分を飛ばす方法を説明します。
下図は日々の売上Aと売上Bの合計をグラフで表示していますが、3日と7日は休日のため売上がありません。
この状態で前項で解説したデータが0の非表示設定すると、以下のように3日と7日の値の線が表示されず、途切れたグラフになってしまいます。
これを解消していきます。2通りの方法を紹介しましょう。
売り上げを0として入力する方法
1つ目は休日の売上を0として表に入力する方法です。
3日と7日の売上Aと売上B欄に0を入力すると、以下のように売上合計が0になります。
すると以下のように3日と7日のグラフの値が0になり、線が接続されました。
データ自体の削除
もう1つの方法はデータのないセルそのものを削除することで可能です。
まず3日の上にあるDをクリックするとD列全てが選択されます。
Dの上にマウスカーソルを移動させて右クリックすると、コンテキストメニューが出てくるので、「削除」をクリック。
すると3日のデータが全部削除され、グラフが2日と4日で接続されます。
同じように7日のデータも削除します。
これでデータがなかった3日と7日が削除されてグラフの線がつながりました。
以上で完了です。
まとめ エクセルの折れ線グラフで0を表示しない(飛ばす)・無いデータを飛ばす(日付など)方法
この記事では「エクセルの折れ線グラフで0を表示しない(飛ばす)・無いデータを飛ばす(日付など)方法」について解説しました。
エクセルの折れ線グラフは関数を使用し、書式設定を変更することでグラフを見やすくすることが可能です。
エクセルでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。