この記事では「エクセルにアルファベットを大文字・小文字で固定・解除する方法」を解説していきます。
具体的には、
・入力前であればキーボードの「Shift」+「CapsLock」を押し、大文字固定・小文字固定を切り替える
・入力後の場合、関数の「UPPER関数(大文字固定)」と「LOWER関数(小文字固定)」をする
といいです。
それではサンプル表を使用しながら詳細を説明しましょう。
エクセルにアルファベットを大文字で固定・解除する方法【小文字にならない ※キーボードの「Shift」+「CapsLock」を入力】
それでは以下で、まずは「キーボード入力の変更」にて大文字で固定する方法を見ていきます。エクセルだけでなくPC操作全般における半角入力時のデフォルトでは、英数字を入れる際には、小文字で固定されています。
これを変更するには、キーボードの「Shift」+「CapsLock」を押すだけでOKです。
すると、アルファベット入力時の半角英数字が大文字で固定できました。
エクセルにアルファベットを大文字で固定・解除する方法【※UPPER関数】
続いて関数を用いて、既に入力してしまったアルファベットを大文字で固定(変換)する補法を見ていきます。
具体的にエクセルにアルファベットを大文字で固定するにはUPPER関数を使います。
UPPER関数は、
=UPPER(文字列)
で定義されており、指定した文字列を大文字で表示します。
それでは以下の表でB列にあるアルファベットの文字列を、C列に大文字変換しましょう。
まず、セルC2に以下の式を入力します。
=UPPER(B2)
この式は、セルB2のアルファベットをすべて大文字にして表示させるという内容です。
セルB2に入力されている小文字の「one」が大文字の「ONE」に変換されました。
あとはこの式を、C列の他のセルに適用させます。
式が入力されているセルC2の右下角にカーソルを移動させます。
カーソルが「+」の形に変わるので、マウスの左クリックを押したまま7行まで下にドラッグして指を離してください。
C列すべてのセルに式が適用され、B列のアルファベットがすべて大文字で固定します。
また、元々大文字になっていたアルファベットはそのまま大文字で表示され、大文字小文字が混在している場合(上記の表ではSix)でも、すべて大文字に変換します。
注意点として、変換できるのはアルファベットのみです。数字や記号、日本語などは変換できません。
以上で完了です。
エクセルにアルファベットを小文字で固定・解除する方法【大文字にならない:入力】
エクセルにアルファベットを大文字で固定するにはLOWER関数を使います。
LOWER関数は、
=LOWER(文字列)
で定義されており、指定した文字列を小文字で表示します。
それでは以下の表でB列にあるアルファベットの文字列を、C列に小文字変換しましょう。
まず、セルC2に以下の式を入力します。
=LOWER(B2)
この式は、セルB2のアルファベットをすべて小文字にして表示させるという内容です
セルB2に入力されている大文字の「ONE」が小文字の「one」に変換されました。
あとはこの式を、C列の他のセルに適用させます。
式が入力されているセルC2の右下角にカーソルを移動させます。
カーソルが「+」の形に変わるので、マウスの左クリックを押したまま7行までドラッグして指を離してください。
C列すべてのセルに式が適用され、B列のアルファベットがすべて小文字で固定します。
また、元々小文字になっていたアルファベットはそのまま小文字で表示され、大文字小文字が混在している場合(上記の表ではThreeとFive)でも、すべて小文字に変換します。
注意点として、変換できるのはアルファベットのみです。数字や記号、日本語などは変換できません。
以上で完了です。
まとめ エクセルにアルファベットを大文字・小文字で固定・解除する方法
この記事では「エクセルにアルファベットを大文字・小文字で固定・解除する方法」について解説しました。
アルファベットの大文字小文字は入力前であればキーボードの「Shift」+「CapsLock」で切り替えることができますが、UPPER関数とLOWER関数は、すでに入力された文字に対して効果を発揮します。
エクセルでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。