日常生活や科学的な計算を行う際に、単位の換算が求められるときがあります。
例えば、粘度の単位としてセンチポアズ(CP:CPS)やmPa・s(ミリパスカル秒)と呼ばれるものがありますが、これらは両方とも良く使用する単位のため、各々を換算できるようにしておくといいです。
ここでは「1CPは何mPa・sなのか?」「1mPa・sは何CPなのか?」というmPa・sとCPの変換(換算)方法について解説していきます。
CP(センチポアズ)とmPa・s(ミリパスカル秒)の換算(変換)方法【1CPは何mPa・s?1mPasは何CP】
まず、CPとmPasも粘度の単位なわけですが、各々は国際的な標準の単位系であるSI単位泳での表記か、CGC系での単位の表記かでの違いがあるのです。
長さであれば、SI単位系の基準はm(メートル)、CGC単位系での基準はcm(センチメートル)などと表現に相違点があるともいます。ここで、粘度のSI系での単位がmPa・s(ミリパスカル秒:ミリパスカルセック)であり、逆に、CGC単位系がCP(センチポアズ)となるのです。
そして、実は1mPa・s=1CPという単位変換式が成立します。これは定義であるため、式変形というよりも覚えるしかないといえます。
ミリパスカル秒もセンチポアズも粘度の単位としては、よく使用する単位であるため覚えておきましょう。
CPとCPSの違いは?【粘度】
なお、センチポアズCPの略として、CPだけではなくCPSを使用することもたまにあります。
基本的にCPの方がより公的な粘度の単位といえますが、CPSも比較的使用しますので、どちらも同じ意味であり、どちらを使用しても問題ないことを考えるといいです。
CP(センチポアズ)とmPa・s(ミリパスカル秒)の換算(変換)方法
それでは、実際にCPとmPa・sの換算式を求めていきましょう。
例題1
8CPは何mPa・sに変換できるのでしょうか。
解答1
上の計算式に従って求めていきましょう。
数値が同じとなるために、8CP=8mPa・sと変換できるのです。
逆に、ミリパスカル秒からセンチポアズへの換算もしていきます。
例題2
2mPas は何CPに変換できるでしょうか。
解答2
こちらでも、上述の単位換算式を用いていきます。
どちらにしよ、数値は同じとなるため、2mPa・s=2CPと換算できるのです。
まとめ CPとmPa・sの変換(換算)方法・意味・違い【センチポアズ:CPSとミリパスカル秒:1CPは何mPas?1mPasは何CP?】
ここでは「1CP(センチポアズ)は何mPa・s(ミリパスカル秒)か」「1mPa・s(ミリパスカル秒)は何CP(センチポアズ)なのか」という各々の変換方法について確認しました。
このとき、1CP=1mPa・sで定義として換算できることを覚えておきましょう。
単位換算をマスターして、より毎日の生活を充実させていきましょう。