化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。
中でも代表的な化学物質として「金」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。
ここでは、この金に着目して「金の化学式(元素記号)は?金イオンのイオン式や価数は?塩酸との化学反応式は?」などについて解説していきますので、参考にしてみてください。
金の化学式(元素記号)はAuか?なぜ?
それではまず、金の化学式(元素記号)について確認していきましょう。
結論からいいますと金の化学式(元素記号)は「Au」と表現されます。
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金のラテン語表記のaurumの頭文字を取ったものがこのAuなわけです。
なお、金の重要な性質の原子量や質量数などは別途こちらで解説していますので、併せて確認してみてくださいね。
金のイオン式はAu+かAu3+か?【金イオンの価数】
今度は金のイオン式(金イオンの化学式)や価数についても見ていきましょう。
結論からいいますと、金イオンは基本的には「Au+」か「Au3+」と1価か3価のイオン式となりやすいです。
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価数が1か3となるのは、こちらで解説の金の価電子数(最外殻電子数)との関りが強いため、併せて覚えておきましょう。
また数字だけでなく、プラスかマイナスかにも気をつけるといいです。
金と塩酸の化学反応式は?
なお、金と塩酸は反応するのか?もみていきましょう。
結論として、金は塩酸と反応せず溶けません。
これはイオン化傾向が水素の方が、金よりも大きいためですね(金の方がイオンになりにくい)。
金はアクセサリーなどでよく使われている材質なことからもわかるように、他の物質とはほとんど反応しない(劣化しない)と理解しておくといいです。
まとめ 金イオンのイオン式や塩酸と金の化学反応式は?
ここでは、金の化学式(元素記号)は?金イオンのイオン式は?塩酸と金の化学反応式は?について解説しました。
金の化学式、イオン式、塩酸との化学反応式は覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。
金を始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。