日常生活において、よく単位の変換を行う場面があるでしょう。
たとえば、A(アンペア)やΩ(オーム)などの電気に関する用語の単位としてよく耳にしますが、「1A(アンペア)は何Ω(オーム)か」「1Ωは何Aか」について理解していますか。
ここでは、A(アンペア)とΩ(オーム)の換算(変換)方法について確認していきます。
1A(アンペア)は何Ω(オーム)? 1Ωは何A?【変換(換算)方法】
結論からいいますと、A(アンペア)は電流の単位であり、Ω(オーム)は抵抗の単位であるため、直接的には変換することはできません。
このとき、電圧(電位差)を表す単位のV(ボルト)を用いることで、アンペアとオームは間接的に単位換算できるといえます。
具体的には、単位の V(ボルト)=A(アンペア)・Ω(オーム)という式が成り立つため、この式のままか、A=V/ΩもしくはΩ=V/A という計算式が成立することになるのです。
これはまさにオームの法則である電圧=電流×抵抗という式そのものを表しています。このとき、電圧の単位がボルト、電流がアンペア、抵抗がオームであることを理解しておくといいです。
なお、アンペア(A)とオーム(Ω)を用いた数値変換に慣れるために、以下で練習問題を
解いてみましょう。
A(アンペア)とΩ(オーム)の変換方法【電流と抵抗の換算】
それではアンペアとオームの単位換算に慣れるため、練習問題を解いていきましょう。
例題1
ある抵抗に3Aを流した際6Vの電圧がかかっていたとします。このときの抵抗値(オームの値)はいくらになるでしょうか。
解答1
上の定義に従って計算していきます。
V=A・Ωの式より、6 ÷ 3 = 2Ωと求められました。
次にオームからアンペアへの単位換算も行っていきます。
例題2
ある8Ωの抵抗に4Vの電圧をかけたときには、何アンペア流れるでしょうか。
解答2
こちらも同様上の計算式に従い換算します。
8 ÷ 4 =2A(アンペア)と求めることができるのです。
まとめ 1Aは何Ω?1Ωは何A?アンペア(A)とオーム(Ω)の変換(換算)方法・違い・意味
ここでは、アンペア(A)とオーム(Ω)の換算方法について解説しました。
A(アンペア)は電流の単位であり、Ω(オーム)は抵抗の単位であるため、直接的な換算はできませんが、電圧の単位Vを挟むと間接的に変換することが可能です。
具体的には、V=A・Ωという単位の計算式があるため、A=V/Ω、Ω=V/Aとなることを覚えておきましょう。
さまざまな単位変換に慣れ、毎日の生活をより楽しんでいきましょう。