化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。
中でも代表的な化学物質として「塩素」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。
ここでは、この塩素に着目して「塩素の色やにおいは?何性(酸性かアルカリ性か)か?常温の状態で気体か?」について解説していきますので、参考にしてみてください。
塩素の色やにおいは?常温で気体か?
それでは塩素の色やにおいについて見ていきましょう。
常温常圧下(一般的な状況)では塩素はまず気体であり、この気体の塩素の色は「薄い黄緑色」をしています。
さらに「におい」は刺激臭があります。よくプールなどで塩素臭がするといいますが、これを濃くしたものが塩素(気体)そのものの臭いといえますね。
なお、塩素は水に溶けやすく塩素水(水溶液)にもなりますが、この色も同様に「薄い黄緑色」です。
こちらで塩素の水との反応式についても解説していますので、併せて確認してみてください。
塩素は何性?酸性かアルカリ性か?
今度は塩素が水に溶けると何性になるのか?についてもチェックしていきます。
結論からいいますと塩素が水に溶けると「酸性」となります。
よく次亜塩素酸ナトリウム(アルカリ性)と勘違いされ、アルカリ性と思われるケースがありますが、間違いのため気を付けるといいです。
先にも記載のリンクのよう、水に溶ける際の反応式からも酸性と理解できますね(HClを生成し、H+が出る)。
塩素の常温での状態は気体か?
なお、既に答えを記載していますが、塩素は常温・常圧下では「気体」となります。
併せて上述のその臭いや色のイメージも持っておくといいですね。
ハロゲンでは、常温での状態が「液体」のものは「臭素」のみと覚えておきましょう。
まとめ 塩素のにおいは?何性?常温で気体か?
ここでは、塩素の色やにおいは?何性(酸性かアルカリ性か)か?常温の状態で気体か?について解説しました。
塩素の色やにおいは?何性(酸性かアルカリ性か)か?常温の状態で気体か?は覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。
塩素を始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう