化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。
中でも代表的な化学物質として「水素」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。
ここでは、この水素に着目して「水素の原子番号・質量数・原子量・陽子数・中性子・価電子数(最外殻電子数)・原子価の数は?」について解説していきますので、参考にしてみてください。
水素の原子量・質量数は?
まずは、以下で水素の原子量・質量数から確認していきましょう。
結論からいいますと
・水素の原子量は約1
・水素の質量数7ほとんどが1
です。
原子量は各々の質量数の水素に割合をかけたものを足し合わせた数であり、重みづけを考慮した平均値のようなものといえます。
原子量と質量数は水素だけでなく、上のような意味の違いがあるので注意して覚えておきましょう。
水素の原子番号・陽子数・中性子の数は?
今度は水素の原子番号・陽子数・中性子の数についても見ていきます。
結論からいいますと
・水素の原子番号は1
・水素の陽子数も1
・水素の中性子数は0
です。
まず水素の原子番号はあくまで定義のため覚えておきましょう。なお、原子番号は陽子数のことを指すと決められているため、水素の陽子数はこちら1で同じとなります。
一方で中性子数とは、中性子数=質量数―陽子数で計算できる数値のため、1-1=0という値をとるのです。
水素の価電子数(最外殻電子数)・原子価は?【結合の手】
それではまず結合に関係する指標である水素の価電子数(最外殻電子数)・原子価について解説していきます。
結論からいいますと
・水素の価電子数(最外殻電子数)は1
です。
同様に、水素の原子価も1となります。
まず水素の価電子数(最外殻電子数)とは、水素が持つ結合に関係する最外殻の電子の数のことであり、1つ分の電子があることになります。
一方で、原子価とは「結合の手」を意味し、水素の場合では不対電子が1か所にある構造となるため、結合の手も1本となるわけですね。
まとめ 水素の質量数・原子量・陽子数・中性子・原子番号は?
ここでは、水素の原子番号・質量数・原子量・陽子数・中性子の数・価電子数(最外殻電子数)・原子価は?について解説しました。
水素の原子番号・質量数・原子量・陽子数・中性子・価電子数(最外殻電子数)・原子価・の数などは覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。
水素を始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。