この記事では、エクセルで数式消して数値を残す:数式消さずに数字削除・消す方法【計算式】について解説していきます。
早速ですが、サンプルを用いて詳細を見ていきましょう!
エクセルで数値を削除で数式残す1【数式消さずに数字のみ消す:計算式】
下図のようなある生徒の5教科の成績表があります。C7セルにはC2〜C6の合計を表示するように
=SUM(C2:C6)
という数式が入っています。
C7セルに入っている数式を残して、数式の範囲の数字を削除するには、C7セルをダブルクリックして編集モードで数式の範囲を確認し、上図の例であればC2〜C6を選択し、DeleteキーまたはBackspaceキーで選択した数字を削除します。
C7の数式は残り、数字が入ったセルは削除されました。
表を使い回す時などにこの方法を使えば効率的ですね。
エクセルで数値のみ削除で数式残す方法2【数式消さずに数字のみ消す:計算式】
次は別な方法で数式消さずに数値のみを削除する方法を見てみましょう。
ここで紹介する手順は、表全体で数値が入っているセルだけを削除します。
手順は、
- Ctrl + G(ジャンプのショートカット)を押下
- 表示された設定画面で「セル選択」を選択
- 次の画面で「定数」を選択
- 「数値」だけにチェックを入れる
- 「OK」を押下
の順でやってみましょう。
数式が入ったセルサンプルではC2~C6が選択されました。数式が入ったC7セルや文字列が入ったB2~B7セルは選択されていませんね。
ではDeleteキーかBackspaceキーを押してみましょう。
C2〜C6の値飲みが削除されましたね。数式が入ったC7セルは数式が残って計算結果の”0”が表示されました。
上のサンプルではセルまたは範囲を指定しなくてもエクセルが数値のセルを判別してくれて削除しました。
今回の方法も表を使い回す場合に非常に効率的ですね。
エクセルで値のみ残して計算式(数式)を消す方法【数式消して数字だけ残す】
次はエクセルで数式を消して計算結果の数字(値)だけ残す方法を解説します。
エクセルではセルに数式を入れて他のセルのデータの計算結果を表示させます、ほとんどの場合は数式を入れたセルはそのままで、他のセルの値が書き変わると結果も自動的に書き変わるというのが一般的な使い方だと思います。
逆に計算結果を残し、書き変わらないようにして値を保存したいという場合もあると思います。
ではサンプルを使って見ていきましょう。
C7セルにはC2〜C7の足し算の数式が入っています。
メニューを使って二つのやり方をやってみましょう。
- C7セルを選択してコピーし、C7セルを選択した状態で上のメニューの「ペースト」を選択し、「値の貼り付け」を選択します。
- 1と同じようにメニューの「ペースト」を選択し、一番下の「形式を選択してペースト」を選択し、ペースト:「数値」を選択し「OK」を押下します。
それでは結果を見てみましょう。(1, 2ともに結果は同じです)
C7セルを見てみると、数式から数字(値)に変わりましたね。
エクセルで値のみ残して計算式(数式)を消す方法2【数式消して数字だけ残す】
では次は別な方法で数式を消して数字(値)を残す方法を見てみましょう。
以下のサンプルでは、C7セルに数式と書式(カンマ付き”#,##)を入れています。
C2〜C6セルの数値とC7セルの数式+書式をD列にコピーします。
手順は、C2〜C7セルを選択してコピー、D2セルを選択した状態で上のメニューの「ペースト」を選択、「値と数値の書式」を選択します。
それでは結果を見てみましょう。
D7セルは数式+書式(桁区切り)から、数値(桁区切り)になっていますね。
まとめ エクセルで数式消さずに数字消したり・削除したり、数式消して値残す方法
この記事ではエクセルで数式消さずに数字を消したり、削除したり、数式を消して数値(値)を残す方法を解説しました。
数式や数字の入ったセルをコピーして、ペーストする際に消したり・削除したり、残したいものによってペーストのやり方を変えることができることができます。
それぞれの方法を理解し、業務に役立てていきましょう。