この記事では「エクセルにて1行おきに行挿入(空白行)を行う方法」 「エクセルにて2行おきに行挿入(空白行)を行う方法」について解説していきます。
これらの処理としては、主に
・並べ替え
を使用すると良く、実際のサンプルを用いて見ていきましょう。
エクセルにて1行おきに行挿入(空白行)を行う方法
エクセルにて1行おきに行挿入をするには上述の通り「並べ替え」を使用するといいです。
基本的に1行おきに行を挿入したい場合は
・挿入したい行を選び右クリックのコンテキストメニューから挿入、行の挿入を選ぶ か
・Ctrlキーを押しながら挿入したい行を選びテンキーのプラス(+)を押す
で対応できますが、挿入したい行がたくさんあると大変です。
このような状況でも効率よく処理するために、まずは行を挿入したい表のとなりに「並べ替え」用の連番を作成するといいです。
並べ替え用の連番は最初に1を入力し、ドラッグし、オートフィル機能を利用すると便利です。
1を入力した後、そのセルを下にドラッグし、オートフィルの連続データをクリックします。
並べ替え用の連番が作成出来たら、その連番(この場合はF5~F8)を選択し、連番の下にコピー&ペーストを行います。青色で囲ってあるのが、コピーして貼り付けた連番です。
連番の列ができたら並べ替えの一番右端(この場合は1)を基準に全てのデータが入るように範囲選択を行います。(この場合はF4~C13までを選択)
範囲選択ができたら、「リボン」の「データ」タブを選択し、その中の「並べ替え・昇順」をクリックします。
並べ替えが実行されて、表に一行ごとに行が挿入されました。
後は、青で囲ってある並べ替えの列が必要ないので、Deleteキーで削除します。
並べ替えのデータが削除されて一行ごとに行が挿入された表が完成しました。
エクセルにて2行おきに行挿入(空白行)を行う方法
上では表に並べ替えを使用し、1行おきに行の挿入を行いましたが、行を2行挿入したい場合でも同様に並べ替えを使用することで対応できます。
具体的には先ほどコピーした、並べ替え用の連番を今度はさらにもう一回下にコピペすればいいです。
先ほどと同様の表があります。この表に並べ替え用の連番を作成し、これに2行おきに行を挿入していきます。
並べ替え用の連番は最初に1を入力し、ドラッグし、オートフィル機能を利用すると便利です。
1を入力した後、そのセルを下にドラッグし、オートフィルの連続データをクリックします。
先ほどと同様に並べ替えの連番が作成されました。
先ほどとは違い、同一の連番を下に2回コピペします。
連番の列ができたら並べ替えの一番右端(この場合は1)を基準に全てのデータが入るように範囲選択を行います。(この場合はF4~C18までを選択)
範囲選択ができたら、「リボン」の「データ」タブを選択し、その中の「並べ替え・昇順」をクリックします。
並べ替えが実行されて、表に今度は二行ごとに行が挿入されました。後は、青で囲ってある並べ替えの列が必要ないので、Deleteキーで削除します。
並べ替えのデータが削除されて二行ごとに行が挿入された表が完成しました。
もし、表に三行ごとに行を挿入したい場合は、連番を下に3回コピペ、4行挿入したい場合は4回コピペして同様の並べ替えを行えば対応できます。
まとめ エクセルにて1行ごとに行挿入・2行ごとに行挿入する方法【3行ごと・4行ごと】
この記事では「エクセルにて1行おきに行挿入(空白行)を行う方法」「エクセルにて2行おきに行挿入(空白行)を行う方法」について解説しました。
いずれにしても「並べ替え」を使用すればうまく対応できます。
エクセルのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。