この記事ではエクセルにてチェックボックスの色変更(レ点やボックスの塗りつぶし)の方法について解説していきます。
これらの処理としては、主に
・<プロパティ>→<ForeColor>→▼→<パレットシステム>
・<コントロールの書式設定>の<コントロール>タブ→<リンクするセル>
・<条件付き書式>→<新しいルール>
を使うと良いです。
では、実際のサンプルを用いて見ていきましょう。
エクセルにてチェックボックスの文字色変更(レ点)の方法
チェックボックスの文字色を変更するためには、《ActiveXコントロール》でチェックボックスをつくり、《プロパティ》から《ForeColor》で色変更できます。
まず《開発》タブの《挿入》を押し、下に出てきた《ActiveXコントロール》のグループのレ点の絵を押します。
ここで《フォームコントロール》の方を使用すると、色変更の操作ができませんのでご注意ください。
ドラッグして好きなところにレ点を作っていきます。
こちらのサンプルでは、買い物リストとして、豚肉、ねぎ、たまご、砂糖、しょうが、粉チーズと作ってみました。
ここで買い物リストにある豚肉、ねぎ、たまご、砂糖、生姜、粉チーズの文字の色を変える場合、一つのチェックボックスを選択し、右クリックします。
そして《プロパティ》を押します。
ここでは豚肉を選びます。
《プロパティ》の項目の中で、《ForeColor》を押し、右側に出てきた▼を押します。
《パレットシステム》という窓が表示されます。
たくさんの項目が並んでいますが、左端の四角で囲まれた色がその項目を選んだ時の色になります。
ここでは青色の<強調表示>を選びます。
そうしますと、買い物リストの豚肉のレ点の文字色が青色になりました。
このようにして他の生姜や粉チーズなども同様に、色を変えることができます。
ここでは生姜と粉チーズについて≪アクティブタイトルバー≫の色を選んでみました。
これで生姜と粉チーズがチェックボックスの色が変わりました。
パレットシステムでは他にスクロールバーやデスクトップ、ウインドウ枠、非アクティブウインドウの境界、アプリケーションの作業域などを選べます。
エクセルにてチェックボックスの色変更(ボックスの塗りつぶし)の方法【黒く塗りつぶすなど】
レ点にチェックが入ったときに、そのセルを黒く塗りつぶすやり方を解説します。
この際は、《ActiveXコントロール》で作ったレ点は使えません。そのためここでは、《フォームコントロール》からレ点を作ります。
まず塗りつぶしたいセルを選び、右クリックします。
《コントロールの書式設定》の中で、《コントロール》タブを押し、《リンクするセル》に任意のセルを入力します。
ここでは隣りのC3とします。そして《OK》を押します。
これで豚肉にレ点が入ったときに、C2に《TRUE》と出るようになりました。
レ点が入っていないときは、《FALSE》になります。
次に豚肉のB3を選び、《ホーム》タブの《条件付き書式》を押します。
そして《新しいルール》を選びます。
次に出てきました《新しい書式ルール》で)
《数式を使用して、書式設定するセルを決定》を押し、《次の数式を満たす場合に値を書式設定》にあります下のボックスに、《=数式を設定したセル(ここではC3)=TRUE》と入れます。
このサンプルでは、=C3=TRUEと入れます。そして《書式ボタン》を押します。
《セルの書式設定》が出ますので、《塗りつぶし》タブを押し、色を選びます。ここでは黒を選びます。
そして《OK》を押します。
出てきました《新しい書式ルール》で《OK》を押します。
豚肉にレ点を入れてみますと、豚肉のB3が黒く塗りつぶされました。
同様のやり方でねぎ、たまご、砂糖、しょうが、粉チーズについてもすることができます。
この時、文字色も併せて変更するとより見やすくなるでしょう。
まとめ エクセルにてチェックボックスの色変更(レ点やボックスの塗りつぶし)の方法
この記事ではエクセルにてチェックボックスの色変更(レ点やボックスの塗りつぶし)の方法について解説しました。
これで文字の色を青などの色や、レ点を入れたときに視覚的にはっきり認識しやすいように、黒や赤、緑、黄色など思い通りの色でわかりやすくできます。
このような便利なやり方を体得して、業務の効率化に努めましょう。