科学

風速(m/s)と時速(km/h)変換方法・違い【単位の計算】

当サイトでは記事内に広告を含みます。

気象関連のニュースとして、よく風速何メートル毎秒(m/s)というような表現を使用することがあります。

例えば、台風のニュースであれば「今回上陸の台風XX号の風速は30m/sであり、気圧は920ヘクトパスカルで・・・」などと風速という言葉を使用します。

この風速とは具体的にはどのような意味を表しているのでしょうか。また、風速の単位や一般的に使用する速度の単位である時速(km/h)とはどのように変換できるのでしょうか。

ここでは、「風速の定義、単位、時速への変換方法」などについて解説していきます。

そもそも風速とは?単位は秒速(m/s)なのか

風速の意味は言葉の通り、さまざまな風が吹く速さを表す指標です。単位を秒速m/sで表すことが基本です。

別の言い方をすれば、風が1秒間に移動する距離といえます。

このようにメートル毎秒(秒速:m/s)で表現する風速ですが、一般的によく使用する速さの単位である時速(km/h)にはどのように変換すればいいのでしょうか。

以下で確認していきます。

風速を時速に変換する方法【m/sとkm/h:単位の計算】

それでは、風速の単位の秒速を時速へ換算する方法について考えていきましょう。

秒速はメートル毎秒やm/sと表記し、「1秒あたりに何m移動するのか」を表しています。

一方で、時速とは1h(時間)あたりに移動する距離であるため、秒を時間に変更していきます。1時間は3600秒であるために、単純に秒速の数値に3600をかけるといいです。

たとえば秒速1m/sは時速3600m/hとなるのです。

ただ、時速の表記としては、mではなく、kmで表示する方が多いです。よって、mからkmに表示方法を変更してみましょう。

1km=1000mであるため、上の例を用いれば、3600m/h=3.6km/h = 1m/sとなるのです。

逆に時速1km/hを秒速に直すのであれば、逆数をとればよく、1km/h=(1/3.6)m/s=(5/18)m/sとなるのです。

以下の通りです。

なお、時速と分速に変換が必要な場合もあり、こちらで詳細を解説しているので参考にしてみてください。

風速(m/s)を時速(km/h)に変換する計算問題を解いてみよう

それでは、理解を深めるためにも風速(メートル毎秒)と時速(キロメートル毎時)の計算問題を解いていきましょう。

問題1

風速20m/sは時速何km/hになるのでしょうか。

解答1

20 ×3.6  = 72 km/h と変換できます。

逆に時速から秒速に変換してみましょう。

問題2

時速36km/hは秒速何m/sになるのでしょうか。

解答2

36 ×5/18  = 10 m/s と変換できます。

まとめ 風速(m/s)と時速(km/h)変換方法・違い【単位の計算】

風速の定義、時速への変換方法などについて解説しました。

風速とは、言葉の通り風が吹く速さのことを指し、単位としては秒速を使用することが基本です。

メートル毎秒を使うのが普通ですが、一般的な速さとしては時速(キロメートル毎時)を使用することが多いです。そのため、お互いの変換ができることが大切です。

この場合は、「1m/s =3.6km/h」「1km/h=(1/3.6)m/s=(5/18)m/s」という換算ができることを理解しておきましょう。