化学が得意になるにはまず特定の物質の基礎的な情報を理解しておく必要があります。
中でも代表的な化学物質として「リチウム」がありますが「意外と覚えにくい物質」といえるでしょう。
ここでは、このリチウムに着目して「リチウムの原子番号・質量数・原子量・陽子数・中性子・価電子数(最外殻電子数)・原子価の数は?」について解説していきますので、参考にしてみてください。
リチウムの原子量・質量数は?
まずは、以下でリチウムの原子量・質量数から確認していきましょう。
結論からいいますと
・リチウムの原子量は約7
・リチウムの質量数はほとんどが7(一部が6)
です。
原子量は各々の質量数のリチウムに割合をかけたものを足し合わせた数であり、重みづけを考慮した平均値のようなものといえます。
原子量と質量数はリチウムだけでなく、上のような意味の違いがあるので注意して覚えておきましょう。
リチウムの原子番号・陽子数・中性子の数は?
今度はリチウムの原子番号・陽子数・中性子の数についても見ていきます。
結論からいいますと
・リチウムの原子番号は3
・リチウムの陽子数も3
・リチウムの中性子数はほとんどは4(一部で3など)
です。
まずリチウムの原子番号はあくまで定義のため覚えておきましょう。なお、原子番号は陽子数のことを指すと決められているため、リチウムの陽子数はこちら3で同じとなります。
一方で中性子数とは、中性子数=質量数―陽子数で計算できる数値のため、リチウムには同位体があり各々の質量数が7(一部6など)とあることから、中性子数も4(一部3など)という値をとるのです。
リチウムの価電子数(最外殻電子数)・原子価は?【結合の手】
それではまず結合に関係する指標であるリチウムの価電子数(最外殻電子数)・原子価について解説していきます。
結論からいいますと
・リチウムの価電子数(最外殻電子数)は1
です。
同様に、リチウムの原子価も1となります。
まずリチウムの価電子数(最外殻電子数)とは、リチウムが持つ結合に関係する最外殻の電子の数のことであり、1つ分の電子があることになります。
一方で、原子価とは「結合の手」を意味し、リチウムの場合では不対電子が1か所にある構造となるため、結合の手も1本となるわけですね。
まとめ リチウムの質量数・原子量・陽子数・中性子・原子番号は?
ここでは、リチウムの原子番号・質量数・原子量・陽子数・中性子の数・価電子数(最外殻電子数)・原子価は?について解説しました。
リチウムの原子番号・質量数・原子量・陽子数・中性子・価電子数(最外殻電子数)・原子価・の数などは覚えにくいため、この機会に理解しておくといいです。
リチウムを始めとしたさまざまな物質の知識を身に着け、もっと化学を楽しんでいきましょう。