技術的な文書を見たり、解析したりする際に単位変換が必要となることがありますよね。
ただ、単位換算はややこしく苦手な人が多いイメージ。
そんなこともあり、ここでは「波数や波長の単位の、cm-1(読み方、カイザー)やnmやm-1」に着目して、これらの変換方法や意味、読み方について解説していきます
cm-1(波数)やnm(波長)の変換方法や意味や読み方は?カイザーか?
それではまずcm-1やnmの意味や読み方、換算方法をチェックしていきましょう。
結論から言いますと、
・Xcm-1=(1/X )cm = (1/X )×10^7 nm
・Ynm = Y × 10^-7 cm=(1/Y)× 10^7 cm-1
と単位変換できます。いずれにしても、各単位の前の数値の逆数を取り、10の7乗をかけ、単位を入れ替えればOKです。
詳しく見ていきましょう。
まずcm-1は波数(波長の逆数)の単位を意味しています。読み方はカイザーです。
なお、1cm=10^-2mです。
一方でnmは波長の単位でナノメートルを表し、1nm=10^-9m と定義されています。
つまり1cm=10^7nmなのと、波数と波長は逆数の関係にあることを理解すると、上の変換式が導出できるのがわかりますね。
結果だけでなく導出過程も理解しておくと忘れにくいため、おすすめです。
なお、波数の単位のカイザーは1/cmと書くこともあるので、覚えておきましょう。
cm-1とm-1との変換方法や意味や読み方は?
続いて、cm-1やm-1の意味や読み方、変換方法を見ていきます。
結論から言いますと、
・1cm-1 = 100 m-1
・1m-1 =0.01 cm-1
と単位変換できます。
詳しく見ていきましょう。
1m=100cmの関係があります。
今回はcm-1やm-1と両方ともインバース(-1)となっているため、関係性が逆転するわけです。
よって上述のよう
・1cm-1 = 100 m-1
・1m-1 =0.01 cm-1
が答えとなるわけです。
まとめ cm-1(カイザー)とm-1の変換方法や意味は?nmの換算方法や読み方も
ここではcm-1とnmの変換方法や意味は?m-1との換算方法や読み方もについて解説しました。
どの単位も重要のため、この機会に覚えておくといいです。
さまざまな単位換算に慣れ、日々の業務に役立てていきましょう。