今回は、ワードで途中のページだけを横向きに変更する方法について、初心者の方でもわかりやすいように、順を追って解説していきます。
具体的には、以下のポイントを詳しく説明しています。
・文書の途中から、ページの向きを横向きに変更する場合、『レイアウト』タブ→『区切り』→『次のページから開始』を選択。
・文書の途中の1ページだけを横向きに変更する場合、『レイアウト』タブ→『区切り』→『次のページから開始』を選択し、最初のセクション区切りを挿入。
・文書の途中の1ページだけを横向きに変更する場合、『レイアウト』タブの『文字列の方向』をクリックし、表示されるメニューから『縦書き』を選択。
・区切りを入れた状態で、『印刷の向き』から『横』や『縦』を選択。
それではさっそく見ていきましょう。
ワードで途中から横向きの用紙に変更する方法【ページ設定の変更】
ワードで作成した文書の途中から、ページの向きを横向きに変更する方法を解説します。
例えば、3ページある文書の2ページ目から最後まで横向きに変更したい場合などに、この方法を使います。
まずは変更したいページの直前にカーソルを置きます。
具体的には、1ページ目の最後の文字の後ろにカーソルを移動させます。
カーソルの位置が重要なポイントになりますので、慎重に配置してください。

次に、画面上部のリボンから『レイアウト』タブをクリックします。
『レイアウト』タブには、ページ設定に関する様々な機能が集まっています。
その中から『区切り』をクリックすると、メニューが表示されます。
このメニューには『改ページ』『段区切り』『奇数ページから開始』などの選択肢が表示されますが、今回は『次のページから開始』を選択します。
これで、カーソルの位置に『セクション区切り』が挿入されました。
同時に改ページも行われます。
セクション区切りとは、文書の書式設定を区分けするための境界線のようなものです。
このセクション区切りの前後で、異なるページ設定を適用することができます。

続いて、同じ『レイアウト』タブ内にある『印刷の向き』をクリックします。
ここで『横』を選択すると、セクション区切り以降のすべてのページが横向きに変更されます。
これで、セクション区切り以降のページが横向きに変更されました。
画面上で、元の縦向きの文書から、指定したページ以降が横向きになっているのが確認できます。
実際の印刷プレビューで確認すると、よりわかりやすいでしょう。

ワードで途中の1ページだけを横向きに変更する方法
次は、文書の途中の1ページだけを横向きに変更する方法を解説します。
例えば、3ページある文書の2ページ目だけを横向きに変更したい場合などに使用します。
この場合は、横向きに変更したいページの前後にセクション区切りを入れる必要があります。
まず、横向きに変更したいページの直前にカーソルを置きます。
例えば、1ページ目の最後となる文字の後ろです。
先ほどと同じように『レイアウト』タブ→『区切り』→『次のページから開始』を選択して、最初のセクション区切りを挿入します。

セクション区切りにより、改ページされていることを確認します。

次に、横向きに変更したいページの最後にカーソルを移動します。
2ページ目の最後の文字の後ろに移動させ、同じように『次のページから開始』によりセクション区切りを挿入します。
これで、変更したいページの前後にセクション区切りが入りました。
セクションの区切りにより改ページされていることを確認します。

ここで重要なのは、横向きに変更したいページ内にカーソルを置くことです。
具体的には、先ほど入れた2つのセクション区切りの間のページです。

その状態で、『印刷の向き』から『横』を選択します。
これで、選択したページだけが横向きに変更されます。
前後のページは縦向きのまま維持されているはずです。
念のため、印刷プレビューで確認することをお勧めします。

ワードで途中の1ページだけを縦書きに変更する方法
最後に、横向きで作成したページを縦書きに変更する方法を解説します。和文の文書では、縦書きのレイアウトが必要になる場合があります。
例えば、社内報や案内状、表書きなどで縦書きを使用することがあります。
先ほど横向きに変更したいページ内にカーソルを置きます。 『レイアウト』タブの『文字列の方向』をクリックし、表示されるメニューから『縦書き』を選択します。
これで選択したページの文字が縦書きに変更されます。

縦書きへの変更を行った場合、ページの横向きが縦向きに戻る場合があります。
その場合は、再度『レイアウト』タブ→『印刷の向き』→『横』を選択し、用紙を横向きに変更してください。
まとめ ワードで途中からページの向きを変更する方法
ここでは、ワードで文書の途中からページの向きを変更する方法について解説しました。
ワードの便利な機能を使って、業務効率化を図るとともに、見やすい文書作成にチャレンジしてみてくださいね。
一度慣れてしまえば、簡単な操作で効果的な文書が作成できるようになりますよ♪